2015年9月22日火曜日

15221(2) 日本で出来る投資環境の改善


15220(2)

日本で出来る投資環境の改善(2)
(混沌カオスを作ろう)

投資するにも、事業をやろうとしても人材がいないという。そのくせ外国人は入れるなという評論家。『いったい、やりたいの、やらないの』と米人なら叫ぶだろう。これも批判だけを永久に続けたい野党の変種ではあるまいか。

シカゴ大学の著名な教授の意見に『ある一定のかなりの量の水を2分で飲めば2ドルというケースと、1ドルか2ドルかを得られるというケースがある時、人はいずれかを選ぶか』を賭ける。
すると平均すれば1.5ドルか2ドルかで明らかなのに、どちらを得るかがハッキリしていない時の方が、人は頑張ると言う英文;シカゴ大日本人はどちらだろう。

災害対策は100年先まで考えて;

信玄堤(つつみ)のような堤防も役立つ

洪水をいかに逃がすかという考えで、450年もまえながら、日本にも非常にユニークな堤防が作られていた
コンクリートでガチっと抑えるのではなく、右の写真は、信玄堤とよばれる堤防である。
各地にはその土地にあった防災の知恵がのこされているから、地元の人が誇るアイディアを活かして始めたらと思う。(写真は信玄堤;国土交通省)

休耕地などゆとりができた近年、公園と樹木との美しい堤をふやすことも考えて長い目での計画をたてて、欧州の寺院のように数百年とはいわなくても、長期で美しくしてゆく忍耐が求められているようだ。

海抜標識を全国に


いま出来る洪水対策は、全国の海岸の道路わきに、海抜標識をたてることだろう。高速道路などで国交省がすでに推奨しているものを使えばよい。海抜5メートル、10メートルという標識をつけた杭をたてるか、色で識別できるラベル・サインを電柱につけるところから始めてはいかがだろうか。

非常時にはどちらの色のラベルに向かって走るか?
高いほうに決まっている。毎日通学する中高生に作って貼ってもらえば、皆が覚えるだろう。色とサイズを広域で統一して、利用者の見まちがいをさければ、その一部に企業名をいれた広告もできるだろう。海抜30メートル以上の場所なら、ほぼ安全だ。

山地を平坦にして居住地移転を
集中豪雨がふえて、土砂災害が拡大している。広島の例に見たように、家が山のふもとまで隣接するものは、日本中いたるところにある危険な居住地である。
裏山の勾配が30度以下になるまで削るか、むしろ、山を平坦にして500~1000戸単位で移住するほうが安全だと思われる。ことに海岸では津波の心配もあるから、原発の周辺地もあれば、なおさらだろうと思う。
とりあえず全国に100ヶ所くらい申請をして、50メートル以上の高台の平地をつくるのだ。一部は税金もつかって投資として出来ないだろうか。これは政権が変わってもキャンセルさせないような長期特別プロジェクトにすればよい。配当は後世の若者の命である。

山を現状で値上げさせずにまとめ買いか証券化

山をばらばらと細かく分けて地権者を訪ね歩いて、言うことを聞いていたら、それだけで100年かかってもまとまらない。それは法律を通して、一括して平地の提供比率で全体のパーセント比を株式で所有する形に変えるのだ。その上で、開発計画をつくり宅地開発をする。

自治体にはそれ程の予算がないなら、順番にくじ引きして、50年か100年かけて徐々にやればよい。人材が足りないから、山の多い国からの労働者を招き、3~5年で土木工事のプロに育てれば、戻ってからも母国の工事に役立つはずだ。証券のしまった場所を忘れたりなくしてしまうケースもあるから、それを管理する会社がある。山地でもっていても資産にはならない。

過去に生きるか、未来に生きるか

John F. Kennedy安部首相の米議会演説でも「変化こそ唯一の永遠である」と言われたが、これは仏様のいう「諸業無常」と同じ意味に受け取れるが、50年前のケネディー大統領の言葉でもあった。
過去か未来かのどちらを優先するか、私も好きな言葉で、他国には過去を主張する国は、もう1段の進化を期待したい。

(JFK“Change is the law of life. And those who look only to the past or the present are certain to miss the future.過去や現在ばかりを見る人は、間違いなく将来を見ない。)

その意味では、社会を好ましい方向に変えるには、どんな問題があるかを確認し、その分野での混沌状態をつくればよいことになる

柵でかこい、止めていた水を望ましい方向へ1部開いて流す規制緩和である。そこには、柵を死守しようとしている利益団体がいる。いま農水関連では大きな変化があるが、それと似た変化をつくることだろう。柵を守る関係者の平均年齢の高いものから、順に柵をさげてゆくのだ。これはその分野の継続性を維持することにも繋がるのだから。

たとえば、少子化で子供が足りなければ、その関係の法規をあつめて、1度規制する法規を凍結したらどうなるかを実験するのもよいだろう。病院があり、中学校か高校のある地域に、1定期間の特区をつくり、やってみては如何であろうか。高齢化でも健康保険でも同じくである。

混沌の方が好ましいのは、ただ批判・反対をしても、それだけでは飯が食べられない状態をつくることになる。『私らは代案としてOOをやりたいから予算をくれ』というしかなくすのだ。
代案があれば、与党とも妥協が可能になるから、予算委員会で次の選挙めあての不毛な議論をするPRより、どう妥協し実現する与野党の合意のほうが前進だからである。

失敗したら結果を分析して改善につなげ、成功したら賞をだす

科学の世界では可能性が無限にあるから、これをどのように予算をつけて研究するか、させるかという方向だけを選べばよい。例えばライフサイエンスでは前項で述べたほかに可能性を拡げた研究が目白押しにある。

遺伝子工学が発展する中で、アミノ酸の 置換が容易となり、生命の仕組みを支える タンパク質を改造する技術も大きく進歩したといわれる。しかしその技術には限界があるだろうが、置換できるのはわずか20種類の天然アミノ酸に限定されていていた。

これに対し芳坂助教授は、自然界には存在しない非天然アミノ酸を導入し、新たな機能を持つ人工タンパク質を作り出すという斬新なアイデアを打ち出した。通常のタンパク質合成では3つの核 酸塩基の並び(コドン)が、ひとつのアミノ酸に翻訳される。

同助教授はこれを4つの核酸塩基の並び“4塩基コドン”に拡 張し、新たなアミノ酸に対応させることに世界で初めて成功。非天然アミノ酸をタンパク質の特定位置に導入する技術を開発している。大学レポート

仕組みつくりには投資家や未来研究者をいれる

どのように整理して、どの分野に投資するかを投資家に決めさせたら、そこに資金が集まるような投資の仕組みが出来るのではないか。パチンコのような勝ち率や賭博性を加えて、興味を高めることも考えてみる必要はないだろうか。

それは従来の国会議員による再就職=選挙に勝つための利益誘導や投資先の選別ではなく、民間の投資プロの見方と選択眼を加えた、投資回収率の視点が加わったものの方がよいかも知れない。
それには、日本でも投資で大金持ちになる人を10人とか100人とか作る起業環境をもつことだろう。まじめに9時5時という大衆とは違った見方や考え方をする人を歓迎するしかない。
一番大事なことは、成功者をねたまない制度をつくり、失敗しても激励することだ。

インターン学生を相手にして議論しているが、同じ大学にせよ違った学校からの混成にせよ、理系と文系が混じると、その考え方の違いは驚くほどである。
理系は文系の経済や営業、プレゼン能力などでの、自分の意見を主張しないと押しまくられることを経験し、文系は理系の数字に基づく理論・理屈にあうべきとする考え方も理解できる。
リサーチだけでなく、違った系統の人が混在するグループをつくり、笑われても良いから、めげずに意見を言い合うと、思考が発展しフレキシブルになれるようだ。

教育制度に選択肢をふやす

従来の中学までは文部省、それに理系・文系という学科の選択で、あとはどこに入るかで就職する企業のランクが決まるようなエスカレーター式は変化し始めた。中間に海外留学の単位を認める大学はかなり増えたが、英語力をつけようとして、学生自身が選択を始めている。

しかし、まだ中途半端だと感じるのは、大学そのものが教育産業になっていないこと。国際競争のなかで如何に優秀な学生を育てるかという部分と、学生を如何に早くから系列化して囲い込むかという動きがある。日本の特徴は、大学も企業も学生を受け入れるテスト期間をせばめて、出入りの自由を妨げている点だ。学生を教育産業のユーザーという視点が少ない。

英語力が受講できるレベルなら、学期ごとに外国と出入りが自由な柔軟性があればと思う。日本語を障壁にして、自分の職業を守ることは、グローバル時代にはできないのだ。
教師は就職先の斡旋をするかは依頼があればで人材会社に近いサービスに位置づけるべきと思う。
学科選択の責任は学生にあるということにして、最低の卒業に必要な科目を決めておけばよいのではないか。個々の学生が何が好きで得意か、どのような職に就きたいかにより、学科を選ぶ自由をもてば良い。その選択は大学の2~3年にしてもよく、もっと遅らせることがあってもよい。

機会があって、イリノイ大学の工科系短大の教授たちと話しをしたが、学部長、専門課程の責任者たちは、多くが外国(インド)出身であった。学生は100%就職してしまう由だが、日本人学生の数は非常に少ないとのこと。




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