2020年2月16日日曜日

200304(1) 色即是空(しきそくぜくう)と技術革新のふれあい

200304(1)

色即是空と技術革新の触れ合い
戦時下の非常時を思い出すような在宅指令がでた。地震や洪水もあるが、四季の美しさを愛で、食べモノと男女の踊り歌う楽園。40年余の米国から戻り、多少繊細さに欠けていたのか、ずぶとかったのか、どこかで生と死が裏表一体と感じていた米国だが、その少しばかりの緊張感は、むしろ嬉しいことだったなと感じていたのだ。
今年はコロナウイルス持ちきりで、「今日は何人?」というウイルス感染の話題を離れて、息抜きに30年、50年での人の生死について、非日常な生きる意義や近代的な経済生活を、仏教の教えの言葉で比較してみよう。

人との触れ合いと絆が大切 学者ではないしビジネス社会で生き、多少の法律や経済をかじった、いわゆる文系が、商社という職場で国内6年、海外(米国)10年で米国市場での販売競争を競ってきた。そのご起業し80年から2010年ほどの最近まで、商品の輸出入、サービス業としてのコンサルティングなどで進出企業と共に、日米人との触れ合いであった。
また日本企業の対米進出の支援サービスや業務外の日米協会、シカゴ日本商工会議所、日本の仏教会などでの外国人参会者を通じて、仏教の教えに思い当たることがなどに触れたい。私の場合は、小学時代のルーテル教会と仏教(禅寺)の知見がミックスしているが。
幸いにも、私は誰とも対等、同じ人間という付き合いで、儒教的上下感は職場で派遣社員の中だけ。米国では「知っていたら教えてください。私が知っていることはシェアします」が付き合いの基礎だった。
戻って2年半の日本で気づいたが、日常は外見では日米の差は感じない。
みんな何を考えているのか本屋を覘くと、新実存主最近の本では中村元先生の「般若経典」でのサンスクリット語の日本語訳と他の比較した説明に、難しいながら取り組んでいた。
義という哲学の勉強をした昔に聞いた言葉がはやっている。
私の場合は、世の中が混乱してくると、為替レートが乱れるなかで、仏教の核となる考えをまとめた般若心経を読んだ。
全く他の派遣社員と違うことを考えて、実行してきたといえるだろう。下記に説明するが、商社での主流の商品は販路がきまっていたし、米国では販売網を造った。あとは好きにやれと言われたこともあり、周辺技術の商品化をビジネスでは実践していたのだ。新しいものは主流にはないと考え、もっぱら周辺に注目してきた変わり者の考え方にお付き合い頂きたい

色や光の世界は現代の家電通信の中心

話しが前後するが、就職して最初に配属されたのは、製紙機械を取りまとめ納入する部門であった。インクを印刷する紙をつくる製紙プラントや機械で、使われるのは殆どが金属でできているモノである。それを動かし制御するのは蒸気、油圧、電力である。インクを印刷する紙には文字や映像が印刷される。
皆さんご存じの通り、この色の世界は非常に不思議で、色素で文字や映像が印刷される。

色素・顔料の3原色は赤黄青;
絵を描く人なら常識だが、顔料(色こ)を3原色重ねると黒くなる。ところが、光の3原色では、重ねると反対の白になる
 さいきん本を読まなくなったとか言われるが、独断を云えば、その原因はテレビという映像技術であり、これが文字から漫画・アニメに変化し、紙の印刷から音声や映像に変えた技術革新があり、その裏にダイオードによる半導体技術で日本人の発明者も数多が貢献してきたのだ。

70年代からの日本の家電メーカーが大活躍をして、世界に輸出し相手国で工場を造り、後に自動車が主力を担った製造を行ってきた。これは至って分かり切ったことで、70年代の業界別では石油と金融、機械では建機や産業機器、自動車のビッグスリー、それに家電品が巨大であった。
(商社では70年から米国に派遣され、金融よりは産業に引かれ、販売権の制約で消費者むけ以外の産業機械の販売網つくりに関わる10年。モノの販売は延払いへ、究極はリース・レンタルに、また建設工事まで関わりました。振り返ると80年の独立後の苦労は、色が映像に変わり、さらに映像が情報に変わる陰での苦労だったと気付いたのです。)

家電の音声・映像とは別の見えない技術があった
80年代商社を離れたころ始まっていたのは、パソコンによる事務革新、大手メーカの非家電ではない情報や光の技術が始まった。MSやアップルだ。周辺のモノで、液晶やホログラムの技術提携や、実際の製作まで触れる経験をした。ホログラムという技術が映像に関連していたのだ。
起業したから、モノを離れようとしたわけでなく、紙をつかう先にある印刷の先、取引先としてお世話になった30~40人の印刷会社のラベルに、キラキラ光るホログラムのラベルに印刷すれば、それを貼ったラジコン車に魅力が出ると考えた。がん具屋は原価5千円、小売値1万円以下の世界。述べていることは色と光の科学的な理由の探求ではない。
(それまで光の3原色は赤と黄緑しか発光ダイオード(LED)でつくれず、青が作り出せたのは93年の中村修さんの発明で、光を赤黄青を重ねると白色が得られたのだ。九州でのジェトロ主催、国際シンポジウムというのに私も参加してお会いしたが、米国の方が良いと移住されていた。語弊があるが、日本の技術を国内に留める方に夢中で、発明者は米国へ去った。これからは、技術も大事ですが、人を取り返すことでしょう。
コロナウイルスのお陰で、人の大切さが認識されれば、日本は蘇るばかりか、世界から人材が集まります。

世の中の主流が逆転した
イノベーション・技術開発の方には常識かも知れませんが、天邪鬼な私にもストライクゾーンはどこかは意識しても、その外のボールゾーンが、同じくらいの価値があると本心で考えられたのは起業したからです。
つまり新規技術やイノベーションはゾーンの周辺か外にある筈考えて来たのです。ボールと思わせてストライクゾーンに戻るとか、その逆ができるから凄いのだと知ったのは大リーグの観戦で知ったのです。
無論、ど真ん中のストライクゾーンにも、宇宙の始まりまで球の魂が届くような、ナノの世界や量子、光の速度など、天才のアインシュタイン、日本人でいえば南部博士ですか。天才と同じく大事な非凡な諦めない人も、主流の外、周辺にもチャンスがあった。外側の多数の外れ球が、ゴミでなくデータという宝に変わったのです。

似ていて違う発想

最近の花形GAFAの連中のビジネスは、90年代に意図してディジタル百科事典をつくるところから始めた。世界中の情報をディジタル化しようという構想でトップになろうとFBは卒業アルバムからで、仲間割れして今のザッカーバーグに落ち着く前から眺めていたが、情報産業に個人情報としての各人の顔写真が価値があるという考えは、個人のID(認証つまり本人確認)くらいに使えるかな程度の価値を感じていたのだ。限られた人たちは、写真を複製され、偽物が現れ偽の小切手偽造などに使われぬかと警戒した筈だ。その最たるものが通過だろうが。
日本人のほとんどは、情報産業は注目したが、言葉を造り変えねばと考えた人は少なかった。素人の私もだが「パソコンも専用の言葉がないと動かない」と考えなかった。シンガポールのように英語に切り替えようとは、最古小説「源氏物語」の長い歴史で無理だった。世界中の人とつながるには、少なくとも先進国の日進月歩の情報を入力して蓄積するには、英語のアルファベットの方が30億人以上に安くて速くメッセージが届く、とは実感してはいなかった。日本語ではパソコンを動かすツールとして、数人がチャレンジしたが実用化できず、使用するユーザーの当事者意識が脆弱だった。気づいたのは最近で、プログラミングを学んだら、初任給で15百万円と聞いた3,4年までは、反対していたのだ。

色=モノ=(是=is)空とは何か
インドの「色」とはサンスクリット語では諸物・モノであり、カラーや色っぽさの色ではないという。これは中村元先生の「般若経典」である。
5感を通じて感じられる認識・意識・心も含んでのモノだという。絵具やインクいがいで色の世界を知ったのは液晶で、しかもお付き合いしたラベル印刷屋だった。カラーそのものでしたから周囲の気温で色の変わるモノ、コレステロールの1種をカプセル化すると、紙に張り付けた温度計ができるという技術に気づいて、更にニオイを封じ込めるとか色々な物質で実行した。紙、印刷の延長だったため、薬の分野には気づかず大金儲けにはつながらなかった。取引先が3階建ての工場を建てたところまで。そこにレーザー光(同一波長の光を束にして鏡の間を往復したらできる光)に出会ったのです。
レーザー光による立体像

こういう事は、90年代ホログラム製作で学びました。光の世界での、レーザー光を(鏡を使い2つに分け)2か所からレーザー光が干渉(邪魔)しあうと光の空間ができ、そこに被写体が立体として浮かび上がる。物体がない空間にモノの像が造られ、私には、モノ=色=空(間)とも見えるが、無でも空(カラ)でもないわけです。それを写真の銀板に写し取る。
file:///C:/Users/Owner/Downloads/IPSJ-CH91012003%20(1).pdf
http://oceanphotonics.com/product/sns_000676.html
写真の技術で映像を映すには、難点は、微妙な振動でもこの立体の無の空間は壊れてしまう。長くなるので、これ以上はネットで調べてほしいのです。

色=モノ =是(is) (空いた世界、空想=思いを寄せる)
https://vrinside.jp/news/hologram/
https://www.youtube.com/watch?v=  qNceVquu02o
この先は話が飛躍しますから、次に続けます。

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