2019年3月14日木曜日

190313 インドは超モダンで急成長中;古都は美しい3月(2)


190313-(2)


インドは超モダンで急成長中;
意外と穏やかに歴史はただずんでいた(2)
全くのモダンな生活が同居するニューデリー

デリー郊外Noidaの高層建設
「photo,developing residential high rises in greater Noida」の画像検索結果驚いたことには、アグラからの戻りでデリーに近づく高速道路を走るバスからみたのは出来たての高層住宅ビルの数の多さである。
あとで調べると10年+前
からのプロジェクトらしいが、東側が主であろうか1~2キロ間隔で高速道路の出入り口から1キロ以内に、20~30本のビル建設が何か所もおこなわれてきたのだ。
まだ確かめてはいないが、自宅からニューデリー事務所までの通勤は全くの欧米式の生活が出来上がっているようだ

こんな無茶なと、中国で全国の準主要都市の自治体や中堅都市が競って建設し、挙句のはてに立て過ぎと入居者不足で、今は自治体ばかりか銀行まで債務超過に陥っている。その2番煎じはないようにと祈る気持ちであった。いやインドのプロジェクトを後追いしたのが中国かもしれぬ。投資信託で金を集めてファイナンスしているかな、中国は銀行が自治体と始めたかもしれないが。

ニューデリー近い町であろうかNoidaまで近づくと、”Festival City”の大きな看板がある。デリー市近くには大きなKPMGビルがあった。編者は30年前まで、米国で若干土木建設に関連し工法を売り込んだ経験があり、この会社が全体の取り纏めに関与しているなら、問題は少ないかと安堵した。
 KPMGは地域開発コンサルティングでも米国のみならず世界トップの筈で、日本のパートナーもあり、国の自治体よりは投資企画から総合計画力で勝るとも劣らないからだ。
(https://www.google.com/search?hl=ja&ei=F7eJXM_vD4KtoASk0LfwDA&q=https%3A%2F%2F
www.google.com%2Fsearch%3Fq%3Dphoto%2Cdeveloping%2Bresidential%2Bhigh%2Brises%2Bin%2Bgreater++%2BNoida%26hl%E3%80%81India&oq=https%3A%2F%2Fwww.google.com%2)

(https://www.google.com/search?q=photo,developing+residential+high+rises+in+greater
+Noida&hl=ja&tbm=isch&source=iu&ictx=1&fir=Ng-5_5YaqGSwjM%253A%252CzJ5K7oyZt7 a8XM%252C_&vet=1&usg=AI4_-kSMHEeBzaSHU458m7to5ivaRaGJlg&sa=X&ved=2ahUKE wi71_Xws4DhAhVM7GEKHU81AeQQ9QEwAnoECAEQCA#imgrc=Ng-5_5YaqGSwjM:)
デリー市の近くにスーパーテックなる標識もあり、産学の複合体か調査してみたい。

ビジネス休暇地アジア・ランキング

出張はビジネスオンリーという我々の時代は終わったらしい。ビジネス休暇(Bleasure)の時代を予見してか、重要視されるのがアジア26都市の調査では(エコノミスト誌情報局)、交通機関の乗り継ぎ、夕食(外食)の項目でのランク付けである。2位、5位のシンガポール、香港は都市国家のサイズなので、同列に比較するのは難があると感じるが。
1~5位;5星、6~7位;4星、
ランク
都市名
スコア
東京
4.15
シンガポール
4.05
シドニー
4.04
香港
4.04
5
メルボルン
4.00
上海
3.95
北京
3.95
大阪
3.90
パース
3.87
10
ソウル
3.86
13
ムンバイ
3.83
16
デリー
3.80
8~10;3星、11~;2星、
17年のビジネス旅費1.33tn/世界、
前年比+5.8%、
アジア・パシフィック;43/世界
  • 注釈で、東京は文化の項目で2~5位を差をつけており、西欧の旅行者にアピール度があると指摘する。
  • 交通のつなぎの便利さ、安全度、ビジネス設備環境、ディジタル接続度、英語の伝達度、国際連絡の容易さなども評価要素の比較として、全体、北米、欧州、アジア・太平洋、最新の地域比較も考慮されている。(出所資料;The Times of India Mar7,19)
インドの優位産業
インドがコスト優位なものは、移動体データ料金である(Cable.co.ukに依る)。スマホなどのデータの1番安いのはインド、UK、中国の順に安いという。アジア諸国のコストは世界全体の54%を占める。1ギガバイトのデータでのコストはUS$表示、インドでは、ビッグマック価格比較で3対97%の比率差がある。
203か国のモービルデータ 6,313/2018年による比較という。
Jio社の参入は4Gでの競争をさらに激化させており、1GBデータパック価格がRn250だったが、現在はRs48と80%下落している。(GBはギガバイト、Rsはルピー)
ちなみに、
平均コストの1GBデータ価格は、
      ドル表示で  インド;0.26、ブラジル;3.5、
      UK;6.66、中国;9.89、US;12.37である。  
最低価格は、インド;0.02、UK;0.26,
      中国;0.87、US/ブラジル;1.5であるという。
これらは日本のデータがインドまで発信されていないのか、または出遅れた部分でもあり、比較にも入っていないのだろう。これから米国側と共有し中国のファアウエイに対抗する可能性もあるだろうが、競争に参加すべきであろう。(この項のデータはTimes of India, Jaipul 3月7日、2019より)
 (参考までにWSJ紙にインドのリライアンス社関連Gioの安い移動データの記事は18年9月に詳しい;https://www. wsj.com/articles/two-years-ago-india-lacked-fast-cheap-internetone-billionaire-changed-all-that-1536159916)

インドの言語と宗教
帰途30代にみえるインド人と同席した。フィンランドの通信機会社に勤め、インドと日本を往復するRC氏と様々な会話の機会があった。仏教について、サンスクリット語で書かれた般若心経の中国語訳での「色即是空」(しき・そく・ぜ・くう;もの=くう)の
「photo,woman arm-wrestling contest in delhi, march 7」の画像検索結果“空”は、英語でvoidnothing、empty、vacant のどれだかと尋ねてみたが、応えず、「sanskrit語は現在も使われる文語だが詩的にすぎ、喜怒哀楽には使いにくい」と言う。
(庶民言葉?)パーリー語で記述をするようにと釈迦は弟子に諭(さと)したと伝わるが
RC君はたぶんヒンドウ教徒だろうから聞くのはやめにした
まあ若い1人のITシステム屋さんに、仏教の悟りの鍵を期待するのは、いささか欲張りというものだろう。(「般若心経」中村元、「お釈迦様の脳科学」苫米地英人)

彼はアルゴリズムやcoding(プログラム用定義語)を理解するようで、話は跳んでインドが15以上の州により異なる言語を持つ国である点が、コミュニケーション上のネックと感じているようだった。「日本は言葉が1つで易しいだろう」というから、「とんでもない、意味や定義不明語が多く飛び交わされている」と最近の国会の説明し大笑いした。
彼は魚は食べるので六本木のすし屋は気に入っているが、「ノー・ポーク、ノー・ビーフ」だそうだ。

日印は共通する文化があると彼は指摘した
①因果応報、②神の存在、③訓練で真実を求める、
④家族の大切さ、⑤年寄りの尊重など日本の現実がそうあってくれれば嬉しいことだが。
日本は男女の境界はうすれ、中性があり、化粧をする男、男勝りの女性、複雑怪奇とまではいわぬが、外見ほど単純ではないと言いたかったが、伝わったかどうか。

若者が夢に向かい頑張っている国、まだ全体ではないだろうが、戻っていじめがまん延し、大人は責任の回避に明け暮れて重複仕事をやっていないかという国で書いている。
もっとも最近のインドも女子腕相撲大会記事がある通り、様々な変化があるようで、柔道や空手もインドで流行ればよいと感じた。(写真は元ペルシャ系の女性かもしれぬ)

ガンジス河かインダスか、死者を水葬にするから魚を食べないという話も聞いたが、イスラムですら土葬だ。水葬せず墓に祀ってはどうかと主張したい。殆どの魚は海底に沈んだものは食べないし、海洋国として魚を教え、たんぱく源を拡大すれば、さらに食事が旨くなるだろう。ユダヤ人もエビ・カニなどエラ・ウロコ・ヒレのないものは食べない。
職種か、社会の階級か、なんでも飲み込んで整理しない生まれながらの階級、鷹揚さ=優しさか、部族・種族の戦争後の結果かはしらぬが、国内の紛争の予防は学ぶ部分があるのかも。
だがどこかで定義付けと線引きがないと、社会での仕事のステップ毎に、クッションとして掛かる奉納金のような、見えない経費が掛かりすぎる。
日本のような縦割りも数を増やすと身動きが取れなくなる。横に割いて業務の統合がてまどるからディジタル化が難しい。ガバナンスの壁として年功序列もあるだろう。データの移動が複雑で時間がかかり、生産性があがらずコスト高になる。

また、中国の上納金=賄賂と似た社会の腐敗につながらないかが気がかりであった。
インドも家の前まで電気は来ても、引き込むのに順番待ちか、裏金だと聞いたことがある。昔の日本の電話会社は供給が遅れたため権利金で守られ、通信はいまだに世界レベルでの進出が遅れていないかそれでも輪廻転生の方が、現在と未来である。
この2国は過去形が無いようだが過去=歴史と現在を混ぜたり、ねつ造したりの隣二国よりはましかと考えたい。孫武の兵法でも、風林火山での戦術では、まず「詐をもって立ち」とあり、最初から欺き、歴史は書き変えたりするようだが、騙しや詐欺が多いのはそちらのせいかもしれない。

参照;「般若心経」中村元、「お釈迦様の脳科学」苫米地英人、「ヒンドゥー教;インドという謎」山下博司、「カーストから現代インドを知るために」金基淑,「トヨタとインドとモノずくり」島田卓最近のご意見、ご推奨する本をご教示頂ければと思います。sk@saas.itainc.com 迄)

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