2019年3月12日火曜日

190312 インドは超モダンで急成長中;陰で蹴りあい3月のデリー(1)

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インドは超モダンで急成長中;陰で蹴りあい3月のデリー(1
 観光のつもりだったが急成長している国と気付いた

私的には米国はシカゴでの生活が始めたころ、近所の公園での息子の遊び仲間の1人の親がNW大教授、というのがインド人との初の付き合いの始まりである。79年末に起業して始めたコンサルティング部門の中心に、20年以上も活躍しているのはインド夫人である。
30年まえから米国への創業を支援した名古屋のM社でも、長年勤務してくれているインド人社員がいる。その後も最近ITエンジニアとして転職してきた若者もいる。

永年インド人とは米国で付き合いがあり、日本に戻ったら訪れたい国であった。子供のころ禅寺に預けられたり、米国でも家内主導だが25年余り、仏教宗派の寒修行ほかに参加してきた経緯もある。日本人が海外に出してこれなかった宗教や価値の古里と思っていた。

細かい争いをしている暇が惜しい
インドに行くのを遅らせたのは、近隣国と米国との紛争や、その陰の後見国とも見える中国との貿易戦争が起きたからである。隣国は優しく相手にしていれば永遠にゆすりとたかりを続けると米国からは見えていた。                       慰安婦は最近まで続いていた特殊職業婦人の話であるが、データを記録で保存しておらず、隠す必要もないのに反論をせず、付け込まれたと感じるケースであった。開けっぴろげれば売春婦が月300円で募集され、当時の会社勤めの平均サラリーが月50円稼いでいて、6倍ちかい収入を得ていて、強制就労必要性もなく、事実もなかったという話である。米国も巨額を払っての調査費し同様の結論した。

すると持ち出してきたのが徴用工で新たな問題にし始めた。私見だが、大韓民国ができる1948年の数年も前の事例に関して、後から創立された国が法管轄権を持つものか。持つとするなら、永年清国の隷属国だったが、半島国は中国に訴訟をした例があるのか。
だいたい徴用工というのは45年に終戦するまえに日本人も併合されていた半島人も動員されたもので、大手メーカは半島でも内地でも応募者だけで十分な雇用を賄っていたはず。

つまり、強制雇用などは作り話である。
「ジャイプル 大学」の画像検索結果
最近の日本は、挑発もひどい準レーザー攻撃をする相手に対し、罰則も与えず、(半分の人口にも満たない国に)、口先で遺憾を表明するだけ。痛みがない遺憾の意や罰則は意味がなく、助長させているのだ。

八つ当たり気味だが、料理番組も外国ドラマもキムチの作り方とか、韓流を流す日本の放送も、どういう義理があるのか知らぬが、領土問題で争う準敵国の文化広告をするなら、視聴料は請求を止めてくれないかと胸が悪くなる思いで過ごしていた
半島からの移住者は、ドル・円を管理下に置いて制限するなり、人的交流、調査・研究会、韓流TVなどの時間管理と制限、輸出入を10%カット、課徴金を課すなど、痛みを伴うものしか痛痒を感じない相手である。そうした警告も与えず助長させている。

こんな隣国を相手にせず、最後の大陸アフリカへのビジネスでは重要と聞いているインド、すでに日本も1000社以上が進出している世界第2位の人口大国に降り立った。

カシミール地方の意義
折しも印パ戦争の始まったカシミールは、インドの北西にクッションとして存在する地域の攻防で、永年テロ攻撃を続けてきたようだ。今回も40名ほどテロの死傷者がでて、その報復にインド側は2機の戦闘機で反撃したと報道されている。           (話は飛ぶがインドでは日本語の報道はなかった。昨年の11月訪問したベトナムのホテルの日本語TV報道は、カンボジアでも同様だったのでおかしいと気づいたが、滞在中日本語の報道時に電波障害があった。スポンサーはクレームすべきだろう。)
パキスタンはイランとも非友好的らしく、普通なら両側から同時に叩かれるのは避けるだろう。あまり賢くないというより、テロの方が安いからというのが理由で放置か、ほかに動機や訳があるのだろうか。2倍の戦力を持つインドは、どうするかは自由だろう。

モディ首相としては、再選に向けて反対勢力が伸び、思ったより苦境に立たされているようだ。愛国心をあおる協力をパキスタンがしているのか。離れた国での安心感もあり、中国は不況が厳しくなる時期だから、経済発展に良い政策のモディ政権がしばらく続き標準語の普及にテレビの普及するするまでやってほしいものだと眺めた。

貿易戦争と防衛議論で
 中国の指導者が、13年頃からか経済成長を不動産投資であおり、買い手のない鬼城(売れ残りが大半で暗いマンション)が多数でき、ローンの未払いによる巨額の負債がたまっている地方銀行の整理で、インフレは抑え込めても、不況は間違いなさそうである。
 さらに米中貿易戦争で追加課税が効いて2~3%はマイナス要因かと思い、今後はインドの成長がアセアン共ども期待されている。個人的には、アジアではどうしても見ておかねばという巨大文化圏でもあり、長年の夢でもあり参加した小旅行である。

DSC_0742日本語も流ちょうな1流大卒という噂のインド人のガイド氏は、「大変だね」に対し、「イヤ、近隣国とはいがみ合って仲を悪くして、大きな争いにしないためにも、時々はガス抜きの紛争はある方が自然」と考えている様子だ。お隣さんは国の場合は逆だと。
日本は領土紛争国にたいする低頭ぶりで、経済大国がそれに伴うリーダー責任もあり、中国の強引さに半島も加わるのでは、アジアを纏めるうえではどうだろうか。

日本はとても良い国だが、アジアのリーダー国としてあてにできるのかの疑問。中国と同じ計画経済でもインドはテロ防衛に対し、ミサイルもライフルもロシアとなるような新聞記事を読んだ。Mar 7, 2019, NEW DELHI:見出し<India-Russia AK-203 JV will be fully indigenised in 3 years |  The India-Russia project to produce the latest AK-203 assault rifles, expected to meet operational requirements in conventional and counter-terrorism environments, will be fully indigenised in three years and deliver a much needed punch to Indian security forces. >

米国とは情報産業での人材サービスで稼げるが、ロシアが強ければ中国への抑止になると考えているのではないか。フィリピン、ベトナム、タイ、ミャンマーなどのアセアンも、台湾も夫々が自力だけでは喧嘩できない。
やはり、いじめに対し「おい、やめろよ」という地域リーダー国が欲しいのだ中国の特定の業種が止まるような製品や技術で、半島同様に輸出を制限する検討に入り、華人の人質交換の在庫を増やすこともまじめに検討してはどうか

インドの魅力
ヒンドウ教の影響だろうが、動物+植物+人間がみな自然の中で平等という立ち位置での共存、相手を自分の都合で食い尽くさないという意味でも、穏やかな宗教である。   ヒンドウ教80.5%、イスラム15%、キリスト2.3、シク1.9、仏0.8と圧倒的にヒンドウであり、あらゆるものに神々が宿る点では日本とも近いが、宗教心は遥かに強いようだ。
日本に不足しているガバナンス、ましてや異多民族の移民に対する、公平さと平等感の不足は、米国と違ったアバウトさで目をつぶる点では似ているようだ。

 デリーに着いて次に訪問した観光地としてのジャイプールは、デリーから4時間のバス旅行だ。ピンク・シティーとよばれる赤茶色の建物や城壁が美しく緑の中に映える。
1泊したホテルからバスでゆき、4輪駆動のジープに乗り換えて15分ほどか登ったところに「風の宮殿」アンベール城がある。そこには多数の象に観光客を乗せ、ゆらゆらと宮殿内を練り歩いていた。

さらに城外にはサファイア他の宝石の加工など、ご婦人の必見の宝石の産地である。市街はデリーと違い通りにゴミがなく、インドで最も清潔感の高いとされる街でもある。 

ムムターズ・マハルデリー市の南西のジャイプール市と3角形を形づくる南東に位置するアグラ市は、タージ・マハルで有名だ。 
イスラム建築による美しい宮殿が、世界でもトップ10に入る名所である。実際に近くに見ると、その大きさと美しさは感動的である。その影響が大理石の加工品となり、世界一と思われる精密なはめ込み室内装飾は、ベトナムの螺巌細工に影響したのか、どちらが先かは調べていないが。

英国がムガル帝国と同意した
3都市で感じるのは、何より樹木が多いこと、それは動物が共存する国である。この国には、モンゴル人の最盛期にできたティムールのあと、ガイド氏のいう「安土桃山時代から江戸時代」(300年余)インドを支配したムガル帝国の文化的影響は強く残されているようだ
アフガニスタンや美しい王妃の里ペルシャ(イラン)、アフガン、ムガル様々な民族のアジアの人種の坩堝(るつぼ)であるとうかがわせるアグラでの演劇はお奨めだ。
ムムタージ姫の名からタージと呼ばれたとか、聡明な姫で戦に強いペルシャの戦略を王に進言したとか、オペラ的な芝居は説明してくれる。(ムガル帝国はモンゴル人チンギス・ハンの後継国家と認識され、モンゴルの後継チムールが併合したトルキスタンほかのイスラムの影響がありそうだ。)
そういえばシカゴの会社で永年働いてくれているインド夫人は、「イスラム系は肉食だから体も大きく戦争・スポーツには強い」と言っていたことを思い出した。

ムガル帝国の1600年ころ(関ケ原の戦いの時代)、早くも英国はチェンナイ他で東インド会社が土地購入を行い貿易データの課税権の半分をえて、進出しようとしていたという。日本のようなモノを売り込む考えよりは,投資に近かったのだが、課税権を得ようとする点では領土を得ようとしたともいえ、欲ばり過ぎか
いまそっくりそれを400年後に、真似て抵抗にあっている国を見ると、国連があり国際監視があり、瞬時にネット通信ができる時代に、同機不純、共存なしの時代錯誤をかんじるのだ。(ムガル帝国出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%AC%E3%83%AB%E5%B8)

食事は食べられるレベル以上に美味だった
今回のツアでは、割安ながら市の中心部を外したホテルであった為か、食事はカレー1色ではなかった。それぞれに種類別の味がわかり、日本人が食べても無理だというものは、極辛カレーが1種1ホテルにあったくらいだ。
ミルク製品のヨーグルト、チーズ料理もあり、観光シーズン(11~3月)を意識したのであろうが、どのホテルでもバイキング形式で選べたから、そういうホテルを事前に調べればよい。肉類はチキンやマトンもあり、殆どを試してみたが違和感は少なかった。  もう少しこれOOが欲しいとはっきり発言すれば聞いてくれる筈である。日本人の声が聞こえず、データも少なすぎるのだ。言い方は丁寧に、しかし遠慮しすぎないことである。20名のグループで調子を崩した人はゼロ、これはガイド氏の選択もあったのだろう。

我々も40年以上の昔は、米国で始めは遠慮がちに、しかしいう事は丁寧に理づめで要求し続けた。多数の諸先輩・後輩の努力で、今日の日米関係がある。これからは若い人の番だ。我こそはと思う若者はインドで地歩を築いてはどうだろうか。
ブラジル、米国・欧州に続き、第3・第4の大陸として、さらにインドからアフリカ大陸にも現地人が喜ぶ、日本人の日印への貢献の足跡を残すと良いと思う。
続きは少しビジネスに関連したことを述べたい。

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