2017年1月13日金曜日

17001 新たなサービス産業の創業か(2)

17001 

新たなサービス業の創業か(2)


 インフラの修理や再生はどこでやるべきか


災害だけを心配しているが、全国の70万の橋梁のうちで、寿命50年を超えるものは7万いじょうあり、これから年に1万と急激にふえて放置できない状態になる。
まさに人が高齢化して介護サービスが増えるのと同じ扱いにすべきなのだ。                           
項目
  2013
 2023
 2033
    橋梁数    
700,000
 
 
   50年経過数
 71,000
171,000
267,000

人口は毎年20~30万人へるから、橋梁の修理や補修する事業の就労者数は、おなじ比率でへるなら入札不調で人が足りず、危険な橋がふえてゆく。  電気自動車・人工知能・先端医療・ロボット・宇宙など先端技術にまわす若者が欠かせないから、インフラ系は親日な新興国などに持ってゆくほかない。 仕事はどこの業者に委託するか、近隣2国は避けて、ほかのアジアに任せるか。 

金属も生物も似たものだ   
錆というと過去のやっかいものと思う人もいるかもしれない。

だが、金属も生きもので、呼吸していて酸化してさびると思えばよい社会の維持管理コストとして、リサイクルとしても不可欠な知識が求められるようだ。   

人は活性酸素で老化するが、金属も酸素により錆びる。人の接触のようにロマンチックではないが、神経にかわり、異なる金属の接触では電流が流れ、うまく混ぜれば電池になるようだ。化粧にかわり金属どうしでは性別ににて陽性度の違うメッキもある(後述)。



ロボットが増え独裁てきな指令から、AIで考える協働てきな頭脳をもてば、ほとんど似てくるのではないか。             

少子化で就労者が足りない時代に、インフラのサービス業として、これからインフラの再建・修復・整備する新興国むけのビジネスと位置づけうる。指導・訓練にも、化学や電気がバックに要るし、土壌・清水を汚染させない注意もいり、先行経験者がテストし認証こみで保険つきで行えば役立つはずだ。       


自由の女神(1886年;93m高さ、225ton)はフランスから贈られたが、錆の知識の塊ともいえ、銅の外板が鉄の内板の犠牲の上に立っていたのもそのためだという。その後、安い方法で防食など酸素に触れさせないための塗料メッキなども腐食防止に加えられたという。(女神の元の色は銅色のよし)
それにしても黒船のころ、93メートルの高さの像とは驚きである。         


金属のお陰で電気産業がある      
  
橋げたやインフラの修理・補修の人材を海外に求めるとすれば、2国間での共通した土俵つくりに役立つのは、科学・工学・技術での基準を共通化すること、日本が進んだ分野でもあり、相手は補修ができる国だろう。

たとえば電源、電気品の共通化など。それが、産業別のテクノロジー、製品や部品の共通化によって発展する。                          
先進国では、すでに製作して50年以上たつインフラ機器・設備が多いが、どう更新するかという点では、相手があるていど金属で工業技術があれば取り組みやすい。

古い橋げたや鉄骨を海外に持ってゆくと、破損や紛失するのも困るなら、ある程度工業化していて、こんご金属加工の人材を養成する必要のある国。しかも労賃の安い国から、数百人を送ってもらい、日本で基礎訓練を受けてもらい、そのあとまじめな人には作業してもらう方法もある。交通費・宿泊代なども含めれば安くならなくても、3年も5年もかけてやるよりはましだ。臨時作業員パスポートの期限で交代してもらうのだ。

日本人はそういう外国人材の育成のしかたや(教育・訓練)、生活環境の整え方(行政)、労務管理を学び経験した人材を増やせるチャンス(実行できる経営)と考える。                       
それは人材の教育、技能者の育成を将来ともつづける気がある若手が育ち、共同できる関係にもなる。相撲などで親交のあるモンゴルもいいが、いきなり橋梁や発電機のモーターを加工できるか、それとも工業力のある国の方が向いているかと考えればわかりやすい。イスラエルでは6千人の土木作業者を入れて、突貫で住宅建設を始めるという。これも国内の土木などでは1つの方法である。

         

急増する需要は見えない鉄構物ほご、補修サービス 
                 
 これから先進国では需要がのびるのは、インフラ工事や補修、それにも役立つのは、金属と電池の関係で、すでに車では、自動化や軽量化が進んでいる 

鉄の歴史は古いが、この本で最初に引用されたのは1675年の化学の父とよばれた英国人ロバート・ボイルで、腐食性と可腐食性についてである。現在では、腐食しない金属は

ほんの数種類である。タンタル、ニオブ、イリジウム、オオスミウムなど準貴金属。ほかにも腐食しにくいアルミニウム、ニッケル、チタンなど。薄い酸化皮膜を外側に形成して、酸化に抵抗するものもある。           
       
 ほとんどの金属はとうの昔に酸素のえじきになっている、著者はいう
そしてそのことが、地球上に、裸で存在する金属がごくわずかである理由でもあるという。(地表に岩石が十分にできるまで、何十億年もの間、地球上に酸素が蓄積しなかった のも同じ理由だ)人間も動植物の1員として、これに反対もできないが。
                
宇宙に存在する物質の4分の3は金属であり、(地球の)自然は明らかにそのほとんどを忌み嫌っているのだという。鉄の腐食が錆びである。腐食は酸素で金属が削りとられることだ。
日本では神社仏閣はクギを使わず建設され、建てなおしを行ってきたという。

       
はなしが飛躍するが現代の新建材でもさいきん4~5層の板材を使い、一般住宅や中層ビルもできるというから、採用されたらと思う。4~5階建てが2日で構造体ができたという。防火と内部配管・配線を工夫すれば、一般管理費が下がり、鉄筋ビルより安くできないか。(京都三条大橋;1900年、国会図書館)      

酸素が発見されたのはアメリカが英国から独立する2年前(1774年)のことだ。1800年ころにボルタの電池が発明され、酸素が錆びの犯人だとわかったのは1824年。ダニエル電池は1836年という。 違った種類の金属を重ねると、電流が流れ錆ができるとわかった。つまり酸素、錆び、電池の発明が前後して実験された。 

 錆びは金属の種類によっては、亜鉛メッキとなり鉄錆を防いでくれて、道路のガードレールや標識は欧州では50%はこれで、米国では10%未満らしい。アルミは軽く設置まではらくだが、長持ちは亜鉛メッキで75年というから構造物は年号をいれたら、取替え予定がわかる。 
 
 
金属にも階級社会?             

そもそも高価な貴金属は陽極で、それいがいの金属でも陽極にすれば、陰極のものから電子をうばい還元する。ニッケルメッキなどだ。自分より陰極で、より「貴い」金属に接触すると卑金属は電子を渡して酸化し錆びる。酸化しにくい=錆びにくいものが価格が高いといえそうだ。)                     
1ボルトに近い(0.85V)の電流を流せば、電子がどこかに流れないようにでき(酸化 防止できる) と知られていた。その電位差の違いで、金・プラチナ・イリジウム・パラチウム・オスミウム・銀など8種が高価なのは、安定し腐食しないからだ。


貴金属があって、それぞれに階級があり値段がちがうように感じるが、自然の貝の1種を通貨にしていた国も多いから、通貨としての交換の道具になったのは変質しにくい特性のものが選ばれたので偶然だろう。
男女の性別のようだが、正確には電位差で正極・負極、電流方向でアノード・カソードがある。アノード防食法とカソード法との2種である。だいぶ昔に車のボディーの防食工程だと聞いた。

 
     

 



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