2021年9月2日木曜日

210902  アフガンは国と認め、アジア就労者には公平に、難民は安易に受け入れるな

 210902 (16010)ー追2(9/24)追3大統領候補指名争いに参加(4/3)

16010ー追1(5年前の記事の再掲載、イントロは追加修正)

Apr 23, 2019 — 2020年米大統領選の民主党候補者指名争いに向けて、マサチューセッツ州選出のセスモールトン下院議員(40)が22日、立候補を表明した。

アフガンは国と認め、アジア就労者には公平に。
難民は安易に受け入れるな
(タリバンが制圧と発表した後、ISが侵入し紛争が始まっている。                              「米国は敗退した」、「失敗した」と見出しをつけて報道したメディアもある.
太平洋を2分とかいう中国が, 真空地帯の統治にかって出る様子はあるのか。                    武力が強制を保障しない共生は、平和とはよべないことをメディアも学んで欲しい。   QUAD=日米豪印協定ができても、AUKUSなしでは収まらないと知っている国がある。WTOのように後から加入してから、骨抜きにしてしまったのも中国ではないか。(https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_syokuryo/ h23/ pdf/asia02.pdf))
TPPに入っても1国ずつ、あの手この手で篭絡させれば良いという魂胆だろうが、申請しただけで加入した気になって、台湾の申請に反対する等は、傲慢であり、いかに甘く見られているかと感じる。考えてみたら直ぐわかるが、中国が自慢しているのは人口の多さだけ、農民工の6億人など、住所氏名もやっと役場単位では集めていても、党員以外は関係ないと考えている筈。「米国の加盟を」という外交責任者の声は、悲鳴に聞こえる。
自己防衛も、同盟国の支援も認めないで、デジタル化を遅らせた原因でもあろう。 
Seth Moulton.jpg日本にも人権の専門家と自認する人たちや議員も少なくない。             

私は彼ら彼女らには敬意を持つが、文書でのやり取りだけでなく、どれほど実際の行動での体験があるかが大切だと思う。最近の30代以下は学生時代から外国を見聞し、国内でもNPOの支援くらいは参加した体験者もいて、生活も非常に国際的になっていると思う。だが40代以上は必ずしも国際的でなく、独りよがりな思い込みが強いとも感じている。   

突然のように与党の総裁が辞任して、立候補者で宇宙電磁攻撃の準備が必要だという意見を述べたのは高市候補1人である。
(一寸言いすぎか、野党は自党の人数を増やすだけが目的で国会を開けと騒ぐが、相いれない政党と選挙共闘する説明できるのか)。
アフガンをからめて、自国を守る気があるのかと米国も言い始めたのだ。        台湾関係法をつくり台湾を守らねば、(バイデンさんより先に)、100キロほどの近くに島々をもつ日本が守ると言い出すべきだろう。
むろん中国は激怒してみせ、あらゆる恫喝を始めるだろう。在中派遣社員は、技術レベルが高い設計・製作関係から引き揚げさせるべきだ。
日本も隣国が大国だからと、自立もわすれ経済優先で忖度をし過ぎると、命と財産の優先順位も分からず命あっての人権だという事も忘れてしまわないか、気がかりである

米国民主党の中でも際立ってきた人物をご紹介させて頂こう。この余計なことは喋らぬ元海兵隊キャプテン、セス・モウルトン議員である。米国議会議員で7~8年間イラン戦争で2度も戦った一番危険な経験をした議員が21年8月下旬、極秘の旅でアフガニスタンに短期現れた。CNN(民主党系テレビ局)のニュースに姿をみて、驚いた。(今時のアフガンに旅をする人は、米海兵隊でも気チガイと云われるだろう。日本にもこうした人材を育てる必要がある。むろん生きて帰れる人材をだ。生きて帰れる人は、リスク=ゼロ危険度というような無理難題を主張しない。ムダに過保護なプロセスも作らず、高い確率で戻れる。)

彼はもう1人の米議員と旅をしたようだが、アジアでの米国の救出について、バイデン政権の見落とした米軍の改善策を出せるかも知れない。https://www.youtube.com/watch?v=C_43lyES_oc。)(「まだやり残したことがある。それは12万人の救出は偉大だが、まだキャンプにいる多数の米兵士たちと、仕事を手伝ってくれたアフガン人達だ。タリバンと交渉し、この人たちを自分の近隣に迎えたい」。)報道はコピーが無いが、タリバン指導者がアフガンの指導者と認知されない中、誰とどう交渉するかだ。現地にはタリバンばかりかテロリストも混じっている。残してきた最新の武器の無力化をしないと危険も残るという。この部分はCNNでは削除されているようだ。
「北京時事」によれば中国外務省の趙立堅副報道局長は18日の記者会見で
  • アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの新体制に関し「各民族と団結を強め、アフガンの広範な代表性がある政権の成立を期待する、との立場を示した」交承認の是非の問題が関わってくる。同国にはレアアース・貴金属なども豊富である。(米軍が管理中もこれらを<石炭>として掘削輸入していた噂がある。)
  • 中国はパイプを持つタリバンの単独政権でも承認するとみられるが、内紛を避け安定化に資する政権の形を促すものとみられる。穏健な内外政策の実行「各グループ」との対話や隣接する新疆独立派のETIM(イスラム東トルキスタン独立運動とテロ勢力)が拡散を避けたい。

 日本からは治水工事で貢献した中村医師の献身的な話を聞き心打たれたが、現地人が実務を行い、見返りをとる形でしか、長期の貢献は出来ないのではないか。 武装集団が幾つもある場所は退路を作るシンガリ役は武将でも難しい。無償の寄付はスポイルだけに終わるとみた国民のレベルでは、条件付きであるべきだろう。 

モウルトン議員について2016年の弊ブログを引用する。
『米国のガンコントロール   混乱の世界
「3月に本コラムで紹介したが、フロリダでの49名射殺事件後に、ガンコントロールで「攻撃的な武器は一般人には不要だ」と声を上げたセス・モウルトン氏Seth Moulton;38歳)はこれから注目される人。3回軍役の経験ある。(NY Daily News 16,May,2016)
"I trained for years in order to use my weapon properly. And long before I ever aimed it at an individual, I had to look at pictures of dead and mangled bodies in order to understand the magnitude of what it meant to pull that trigger. "So believe me when I tell you: There’s simply no reason for a civilian to own a military-style assault weapon. It’s no different than why we outlaw civilian ownership of rockets and landmines.
混乱の世界;政党の衝突や膠着をどう変えるか

与野党の衝突で、物事が議論で決められない国が増えている。
米国の大統領選で候補者が乱立する中で、4人の米国大統領のアドバイザーを勤めたデ-ビッド・ジョーガン氏ほど、今の世界の混乱をみすえての政策の与野党協力を語れる人は数あるまいと思う。

「シカゴの郊外で行われた1月の座談式講演は、皆さんの未来をすこしは希望のあるものに変えてくれるかも知れない。
(教会の主催する英語の講演録画を米人から内緒で借り受けた。動画前半は音楽で、講演は後半30;27から始まる。よかったら聞いてください。
David Gergen講演;一寸面倒かも知れません。)概要は下記どおりです。

避難民は6千万人いる
今の世界はいつどこで紛争が起こってもおかしくない状況にある。これが混乱しているのは、世界中のプロでもはっきり将来を予言できる人はいないためだ。北鮮の水爆と称する核実験、サウジアラビア、トルコ・ロシアの地域紛争、アイシス(IS)の紛争。250名の米国人がISでの訓練に参加したようだと分かっている。メディアの利用のし方もよくわかっている知的な連中だ。そこにEUの難民問題だ。ヨルダンでも受け入れてくれたが問題を起こした。

トルコ海岸に打ち上げられた少年の死体写真は世界の心ある人に涙をそそった。すべてが善意ではじまった避難民受け入れは、シリア難民を中心に100万人をこえる人数に急拡大した。最大の受入国ドイツで、予想外の問題を起こしている。
メルケル大統領もまったく難しい立場にたたされ地位を危うくした。ドイツ中央のケルンでは、難民は市街地での小競り合いから始まり、ドイツ婦人たちが取り巻かれて嫌がらせをうけ、1部はレイプにあう事件に発展してしまった。

難民はアラブ諸国で避難させたほうがよいのではないか。ヨルダンで(シカゴ郊外Willowcreek 市の)同宗派Kingdom of God 教会でも受け入れた。イスラエルでもパレスチナ人と1つの国にする意見が提案されたが、これが実現するには長い時間が掛かるだろう。
ムスリム(イスラム教徒)は米国にも1%くらいはいるが、ムスリムが全部悪人であるわけではない。米国のポリスがみな悪人でないのと同じだ。どんな集団にも腐ったりんごはある。それが総べてかのような見方をするべきではないのだ。

対立から協働へどう変えるか

意見の対立するグループが話し合っても、違いを話し合っても仲直りできる訳でなく、かえって違いだけが強調されて分裂しまうことも多い。
そんなときは議論をやめて何かを一緒にやる方がよい。お互いがその協働をつうじて知り合い、話し合って親しくなる。何かで合意できるのは、その後だろう。

政治の党派対立の現状をたずねられ「何年か前に会ったときよりも、今の米国は分裂がひどくなっている。崖っぷちにいる様だ。それでこの世は終わりか」と答えた。
この大統領選挙では誰が当選するかが問題ではない。誰が当選しても統治できるかが問題なのだ。誰がなってもグレース期間(衝突しないで知り合う時間)をもてるかだ。

少し昔の例をはなそう。レーガン政権(共和党;1980~1988年)のとき、民主党のティップ・オニールが下院議長だった。正反対の2人だったがオニールは仕事が終わると、ホワイトハウスに立ち寄って1杯やるのを習慣にした。2人は5時までは、どんなに衝突しても、その後はしないと決めていた。2人で国民年金の破綻も防止できた。税法も妥協できたし、難しい法案を沢山通した。
ある時「ティップ、もし私が天国行きの切符をもらっていて、君がもっていないとしよう。ならば、私も切符を返して、君と一緒に地獄にゆくよ」とレーガンはいった事がある。

私は短期的にはペシミストだが、長期にはオプティミストだ。
娘をもつ父親なら分かってもらえるだろうが、うちの娘はバイオリンで言うならストディバリアスだ。そんな娘をどこかの男にくれてやるのは、ストラディべりアスをオランウータンに与えるようなものだ。だが、最近はコンピューターでそんなバイオリンが造れる時代がきた。

若い男の話をしよう。マサチューセッツ州の若者で、豊かとはいえない家庭からハーバードにはいり、教養課程を終えたところで海兵隊に入隊。将校の訓練中にペトレイアス(司令官)から声がかかり、そこからイラク戦争に3回も参戦してもどり、更に大学で2つの専門学部を習得した者がいる。

その後、ゴールドマン・サックスで勤めた後、テキサスで高速鉄道計画に参加しているところで、マサチューセッツに下院議員の空きができそうだということで、選挙戦に民主党から打って出た。
知っていると思うが、この州では民主党が主流で、新人が勝つのは並大抵ではなく大変だが、50%差から逆転当選した。

この男はイラク戦争のことは一切語ることを拒否していた
そこで調べた新聞社があり、彼は”英雄章”(勲章)を2度も授与されていた。なぜ隠していたのかと聞かれたとき、『海兵隊員は自慢話はしないんだ』と答えたという。

この議員はセス・モールトン(Seth Moulton;38歳)というが、彼はいまは米国議会では対立する共和党議員とランチを食べて、交流することに努めており輪を広げている。事ある毎に民主と共和党が衝突している現状を変えようとしている。注目すべき人間だ。米国には、こういう若者が多数いるのだから、私は長期には希望をもてるのだ。
よい時代がくると思う。」
(私ことながら編者が数年の予定が40余年も米国に住んだ理由は、こういう男たちが割と近くに感じられる環境(無名の短大卒などが関係職場の部下として)にいたからだ。)

0 件のコメント:

コメントを投稿