2022年3月3日木曜日

220303(1)  心臓と脳をよその国に置いたまま成長は出来ない(1)

 220303(1)

 心臓と脳を外国に置いたまま成長は出来ない(1)

陽はまた昇る!!      (半導体市場への参入の道;試案) 


 2月22日のフロリダの日ノ出;撮影; アメリカ東海岸では太陽が湯気を吹いて怒っていた?                           ジョン・チャレンジャー氏人材派遣会社CEO元シカゴ日米協会長)

「始めさえすれば、もう8割は   成功したと同じだ。」                          ウディーアレン(米監督)引用コ リー・アルソフ「独学プログラマー」

 「失敗を恐れず、早く失敗を重ね 成功に到達すべきだ。」                                   松尾 豊氏東大教授ディープラーニング協会長

これらの3氏はアートディレクター、開発系教育指導者、人材会社経営者という全く違った職種におられ、同時に私の頭に、それぞれのパワーで思考に影響を与える。     「職は(何回か)移るもの」、「失敗しなければ、成功できない」、           失敗しても「陽はまた昇る」と聞こえます。失敗させてくれる会社を探すことです。

普通の会社がデジタル化するには

半導体に注目したのは、ソニーの元トップ二人が、21年に続けて著書がだされ、営業系と技術の違った世界が見え、半導体が大企業の浮沈に影響すると知ってからです。   米国ではマーケッティングや経営コンサルでは、ソフトのアルゴリズムとか、通常の文書やデータをどう加工するかという部分だけの関心で済んでいたのです。半導体や米国でのデジタルの体験を、自分の個性を主張でき、勇気を持って、失敗をおそれず立ち向かう思考をどうデジタル化するか、デジタル庁に期待したい。               

 日本人は時間を無駄にし過ぎ;大谷に習って9時間以上寝られなくても米人の平均の8時間は眠れば良いのです。それをするには行政官は若いうちから、民間の現場検査に立ち会い、現場を良く知ると、民間がどこで手抜きしてるか迄見抜けて、面白くて堪らなくなる。早く嫌な仕事を卒業し、退職金を取って、ゴルフ接待をうけて、長生きしようなどけちなことを考えなくても、健康でバリバリ働き75位まで働ける。あとは外国旅行をして、良いところがあったら若いもんに教える。

「仕事」とは、どの業種・職種でも業界で使う言葉を調べ、自分の属する会社の内規を理解する。自分のやる作業(プラン)の多くは、理解・仕分け・整理で、プラスを決める。実際やった(Do)結果を比べ(Check)、参加者と意見を交換し分析し、次に改善し(Advance、繰り返す。PDCAQCの手順です。責任を追及し・あるいは逃れ、改善せずウヤムヤではダメなのです。(優先順位;アルゴリズム)、締め切りを決めるのは上司か顧客で、改善は定期的にとなる。)

もう1つ、5W1Hは伝えるうえで不可欠です。数学と同じで、用語の意味や範囲をかってに変えると、コンピュータが理解しないから、アバウトな用語はダメとなる。

(海外で異国人とコミュニケーションの苦労した人が際立つのは、この点だと私は考えております。)デジタル社会では、従来の注文書を出さない口頭発注だけなど(印刷業界の加工部分とか)外国人の理解が難しく、使えない取引習慣があります。ギリギリまで仕様が決まらず、急に納期をかえる購買慣習(変更料を払ってもか疑問です)などもあります。デジタル化で守られるなら、下請けも採算が改善するので、中小企業でのデジタル化が進むと感じます。                               大手は(子供のイジメと変わらぬ)値引きばかり迫らず、デジタル化するように奨励金をだせば、仕事が早くなります。値上げは年に5%以上はインフレでもよいのです。   業界が同じフォームの請求書にすれば業界全体が若者を雇いやすくなる。東南アジアの方が進んでしまうなど、標準化が遅れている訳で、恥ずかしい。土木の積算を伝授した人はS建設の加藤1級建築士でしたが、工程を変えないと速度は上がらない。                          

半導体が産業の心臓部だと考えれば、我慢して色々な入門書から実務、ソフト、プログラミングまで読んで、何を取り込み他社との差別化で新機能を持てるかは最重要の1つと分かりましたが、ソフトの方でも簡単では有りません。

 半導体は、言葉の意味では目的にあわせ、仕分けして、アルゴリズムに従い、高速で動くスイッチやセンサー、iPadで使えれば、現場で次の仕事の積算ができる。 上述の「仕事」にカバーされた多く業務の内で、繰り返される部分を標準化して、内容が計測されるのがデジタル社会。そこは「自動化」し「スピード」を上げ「最適化」するツール・道具を使う社会と理解できればよい。大陸性の安物PCでなくても現場事務所に歩いて往復せず仕事ができれば、高い日本製のパソコンで次の仕事が取れる。

形容詞や喜怒哀楽の世界は、喜びに変える人生の調味料、オプションといえるかも知れないと思います。

➀ 製品とされているもの;単体の半導体;ダイオード・チップ、光・電子系製品(センサー)、IC基盤・回路などにデータでは経済・用途では3分類されています。また世界の生産地区、製品3類でのデータで下記に表示されています。

② 目に見えないもの;もう1つは音源・映像・情報やデータ類で、それを作り出す設計、プログラミング・ソフト、アプリなどを造り、プログラムで動きます。GAFAGAMA)が代表です。会社も個人もデジタル化作業のないものは手作業や芸術・マニュアルの世界です。音や色彩、香り、味、感触、スポーツ、バーチュアル幻想まで半導体が使えれば夢でしょう

  コロナウイルスでは、素人目にも体温、脈拍、血圧、重症なら糖尿、酸素含有率、抗体、PCR検査結果ほかの検査自動化などで、ある程度実行も進んでいる。        日本の問題;                              ⓵ どこで医師・看護師・病床が空いているか分らないこと。これはコロナウイルスの始まったころから、行政も苦労したが、多くの感染者が大変な苦労をしていた問題でした。患者(顧客)や保健所が探し回り、消費者(納税者=お客とも呼ぶ)の時間を徒過し手遅れになる扱いです。産婦人科などは好例です。足りない人やモノは何故輸入できないのか。                              それは過去の何十年も積み上げた条件、つまり、あれはやっては駄目、これも駄目という条件や規制があり、特定の病院を優遇する訳にもゆかない。      観光旅行業界(ジャランなど)の空き部屋を予約するアプリを改良し、病院が空き次第連絡すれば1回1千円とかの保健所からのポイントがでる仕組みを作ってはどうかと思います。                           ② 患者の体質やカルテ情報は全国共有ではない;これにより、患者ごとに持っている疾患があり、仕分け係は保健所を通すことでプロにやらせる方が安心だという考えで、保健所は各県の分類になっていて、まず居住区の保健所に行けとなる。                                  ③ ルールが目的にあった合理性と合わない; 全国のどこでも診察券1つで行けるが、抗体検査やPCR検査などは、看護師なら誰でもできる筈だが、安全サイドをとり、資格のない薬局はだめとか、後から先進国の例をみてルールを変えたが、思考は住民サイドでない。早く検査をしてワクチンで消火に当たる方が重要だが、感染を減らすスピードや合理性より、今ある道県市町村の順番でしか考えない。

 市民を消費者(お客)と捉えていないから、彼らの浪費させられる時間とコストは計算や比較に入っていない様に見える。これが政治に批判として反ってくる。ようやくここに気付き改善が感じられるが、2年経っている。          確率や統計に詳しい人たちが決めるべきを、医療の”専門家”が決めている点で、時間が掛かり過ぎなのではないか。定点データ迄はよいが、分母を幾つにして、おもな地域ごとの平均的な場所を選び、あとは、そこでの陽性・陰性の数をどう簡単に電子メールで送らせるかのはず。住所・氏名・生年月日などの個人番号は要らないはず。でたらめをどう防止するかだけでよい。罰則との連動があれば、精度はあがるから、経理的な人を選ぶかどうかである。その精度を担保するには、2社か3社でやればよい

 1.  半導体市場の規模と動向

l  半導体・回路などモノの製造では下記の各種がありますが、なかなか分かり難いので、専門家でない編者が、先ずその経済規模と種類ほかを、学んだだけを私の理解でシンプルに記述してみました。ご指摘頂ければどんどん訂正させて頂きます。βテストですというのが、情報産業の強みで、マイクロソフトが始めたオープンシステムです。機械関係では、保証期間(1年以内とか)内はメーカ・卸の責任で無償修理だったものを、ベータテスト期間の責任まで消費者の負担に変えてしまった。

l  モノを作るのに必要な基本設計;それぞれの業種での基本の用語の定義、裏で使われる数学的なデータや方程式などの基本は一種の辞書を編纂するような作業がいる。更にどう自動化すれば品質が維持でき、最適化でスピードも上がるかという電化や機械化できるかが業種・職種べつの差別化の努力も要る。故障すると維持管理や個別の処置。  支える演算・グラフィックサービス、回路設計までの各種のソフトのライセンスを行う会社。インテル、クアルコム、サムスン、テキサス・インスツルメンツ、TSMC、Armなどが巨人、シノプシスなどは大会社。基本設計のライセンスを行う会社の他、インテルなど総て出来るトップ会社が世界のトップ10社に日本は、今は外れている。

l  アーム社は(ソフトバンクが投資)英国の会社で、具体的な設計回路をライセンスでき、個別設計も行える。これも一種のGAFAの変形。更に製作まで行うTSM社はファウンドリーといわれます。シンプルに例えれば、ネット検索のグーグルやウイキペディアが収録したデータを半導体の部分だけを集めソフトを定義し、目的で仕分け、膨大な具体例を持つのに似ています。アーム社は半導体の設計に使う言葉の定義他(数千ページ分とか)、生産の機器データ、それを加工する設備データなどを蓄積、各社で個別にやる時間も人材も無いから、ライセンスを受けて費用を払う方が早い。

インフラ系は、アナログ系なのか重工業など、独自あるいはライセンスでインフラや産業の基盤となる技術データの蓄積があります。それらをデジタル化して、操作データが残せるはずだが、治験データを価値と掌握していない様で残念である。(GE社がシリコンバレーに出て試みたが人件費が高すぎて撤退したと聞きました。)

モデル別テストデータでも蓄積すれば、後々の開発の為のデータにもなる。メディカルデータも蓄積してなければ、2年経っても日本からは、そのデータから新種のワクチンのデータの役にたつものが出てこないように見える。

l   アーム社と社外のQ&Aに興味のある方;Arm通信3月号 ~ SOAFEEキックオフセッション録画公開中 ~ (英語)

   世界半導体市場規模推移。2021年以降は予測値  出典:WSTS

グラフは下(白)から米・欧・日本・アジア太平洋。   アーム社は(ソフトバンクが投資)具体的な設計回路をライセンスできる。
 個別設計も行え、その先の製作まで行えるTSMC社はファウンドリーの代表格で、インテルなどを追いこしている。シンプルに言うなら、ネットのグーグルやGAFAの他、ウイキペディアなどが収録したデータの巨人がいます。そこの半導体の部だけのデータを集めソフトを定義し、造るための設計の膨大な具体例を持った会社がいます。シリコンバレーでやっていたのはこういう作業(見えるモノがない)と考えてよいのでしょう。                              世界の主な先進国の生活や仕事での、デジタル化された作業を、産業大辞典を作り記入する仕事のルールを分析して入力する作業(基本ソフト)、それぞれの会社での作業の仕分けや加工の自動化のプロセス設計などを含めたアプリの設計、出来た結果のデジタル蓄積。公認会計士の仕事にも近い。入力・仕分け・分析などです。                                各社で個別にやる時間も人材も無いから、TSMCを含め、ライセンスを受けて費用を払う方が早いのです。総括してデータサイエンス学科と呼ばれる分野です。          

半導体産業の規模;                                       2021年半導体市場規模は5272億米ドル、WSTS(世界半導体貿易協会)春季予測コロナの影響で、約1割下げ25年で55兆円市場です。WSTS社は1517年の期間に日本が急激に市場シェアを減らし、中国に奪われたという(自主的に移動か)。

世界製品別の市場規模出典;WSTS 
 明らかにTSMC(台湾半導体製造)が最大というのは、対中売り上げが大きいので、選択肢の1社に含まれ、同時に日系の主要な製造会社が、民間生産を移転させる条件を付けられたとも想像できる。


何故かと言えば、(想像ですが)日本の家電メーカや半導体製造装置メーカは設計データを(事業化)商
売にしようと考えていなかったと感じられるから。 (あえて申せば、昔は日本の大学制度で(大学院に行くまで)経営学が無かった。法律と会計が必須でない国立大学が多く、大会社でも統計や民法・商法くらいを必須にしないと、国際社会にでると競争にえらい苦労するのです。理系が多い半導体メーカが、経営でおかしいのはそれが原因と思っています。)                                                     

2)地域別シェア(単位億円)  cy;暦年                上記の地域別シェアは大雑把な把握です。世界では57.3兆円、北米11.6(20%)、4.838.4%)、日本4.3兆円(7.5%)、アジア太平洋36.567.3%)です。                            3)大分類製品の商品(用途)市場規模;                                  第1行;半導体単体(Total Discrete);                        全体の5.1%(不連続・離散=個数データ)(表の最上位行;合計を除く)     単位;100万ドル=1.1億円                          第2行;オプト(光学)エレクトロニクス8.1                 カソード線管、エレクトロルミネッセンスおよび液晶ディスプレイ、レーザ、太陽電池等、光学、赤外線、または紫外線を生成、変換、伝達、または検出するデバイスを扱う。                                     エレクトロニクス分野。ハードディスクが無いからPCではない。過去の延長TVVTR、デジタル・カメラ、スマホのカメラ部であろう。ゲーム系の玩具も含まれると考える。

(私見;設計やソフトの人件費は一番高いので、安い国でと考えず、特許を取るなら日米英です。アジアの国では、日本企業の国益は守れない可能性がある。軍が守れぬ様に、周辺国とケンカしても守れず、大陸人に遠慮しがちとか議論があります。TPPがそれを補ってくれることを心から願っております。米人抜きはムリ?)

 第3行;センサー類;3.4%(右写真ほか)                  第4行;IC類合計(上記1~3; 基盤などを含む);83.4%上記1~3 需要は圧倒的にIC類と見えますが、アナログ半導体の明記がありません

・スマホなどメモリ・演算など微電流と分けることもできます。 その他として、2割くらいは、IC(集積回路)いがいの電源系です8割はIC系、パソコン・スマホなどメモリ・演算など微電流と分けることもできます。                            

多種のセンサーを製作し、使う米国製品メーカの例を挙げてみます。

アナログ半導体とデジタル半導体;                          一番に素人が混乱するのは、アナログは連続的データで、デジタルデータに処理しないと0101のパソコンなどに取り込めるのは1信号(通話)1回線になる点。  アナログ半導体を造っている巨人としてTI(テキサス・インスツルメンツ)他が  昔から名を連ねています。これは上述の音、光、臭い、脈拍など連続して変化する モノが得意ですが、デジタル化しないと同じ回線に複数を詰め込み、圧縮できない。 

 そこで、アナログ回路を組み込み回路にまとめて挿入すれば良いのだという説明があり、理解が進みました。半導体の基礎知識(2)――デジタルとアナログの使い分け:津田建二の技術解説コラム【入門編】 - EDN Japan (itmedia.co.jp)                     
参考資料:「EDN50年における主な出来事」津田建二氏の技術解説コラム【入門編】半導体の基礎知識(2)                            
その他として、2割くらいは、IC(集積回路)いがいの電源系です。
 8割はIC系、パソコン・スマホなどメモリ・演算など微電流と分けることもできます。消費者向けというカテゴリーから1桁外れる10万台/年以下のような産業機械は重量も重く油圧機器などで動かすが、デジタル制御とのマッチングの工夫があるアナログ系とよべるか、遠隔操作・監視やハッキング対策も必要です。
多種のセンサーを製作し、使う中堅の米国製品メーカの一例を挙げてみます。    
起業からの成長プロセス事例として;
15 Years of SparkFun-News–SparkFunElectronics、            SparkFun Electronics Taps Catapult PR-IR for PR Services           米国コロラド州)(グーグル検索で日本語翻訳ソフト利用する         

専門用語は一部本文末尾に

(2)に続く




















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