230818ー2
先ず個人も会社も生き残りだ(2); 脆弱を逆転させる説明力と努力
反脆弱にリスクは全力で解決努力
キャンプル度がますとリスク分散が要る
データの良い所は、推移や確率が分る点で、これが減るとギャンブル度が増える。ワクチン開発にも似て、国民に平等配布で億単位などは、製造や流通リスクが大きくなり、投資の大きな設備はJV的になってきている。
ソフトの設計やプログラミングを合理的に分割しシェアできるようにしないと、請負生産のような形しか残らず、イノベーションが遅れてしまう。一寸失礼な物言いですが、葬儀保険のような亡くなってからの後追いでなく、生前のサービスで利益にも参加できる損保のような電話相談ができないかと思う。
会社形式で、文書を纏めたら、チャットGPTに見て貰えて、挿絵やグラフを加えてくれたりできれば助かる人も多いだろう。でも皆が使えるものは、直ぐに自動化した手続きの1部になる。個性のある各人の付加価値をくわえることが求められる。
「日本はなぜEVで出遅れたのですか」と言うが、、
8月8日BSフジのプライムニュースで、「ソニー‣ホンダ・モビリティ―社」のK社長とコンサル中西代表の「これからのEV」での議論も興味深かった。(カッコ内編者)
「日本のカーメーカ関係者だと、エンジン車の延長がどうしても頭にのこる」
「抱える部品下請け群の従業員の職を考えてしまうから」、
「関係する下請けに中小企業も数が多いからね」「エンジンが無くなるわけではないし」。
(乗用車以外の用途もあるが、下請けの社長はエンジン完成品メーカではなく、その一部の部品だけだと、エンジンメーカの販売に必要な性能変更に応じる技師は減るかな)
「走るスマホと考えたら、休息の場、仕事場、機能は増えていきますよね」。
「だがスマホなどモノは逆に、薄ぺらな箱とバッテリだけにシンプル化している」
「電気で動くという議論での主体は、ソフトウエアでしょう」と言う結論であった。
(総合設計・個々のエンジニアリング・プログラマーが見えないと、分かった気になるが、モノは動かない。お隣の大国は手袋をつくるメーカが1社でも成功すると、何百と生まれて1つの街を創るという話を聞く。だが、米国での70年代工業製品でもエンジンのような高い加工レベルと設計技術の製品で、外気温度で真冬にはスタートしないこと日常的にあった。
(ピストンのストロークは?シリンダーの径は、材質は、厚みは、ピストンリングは、などが用途で変わり、これらの質問に答えられる管理職のいない工場は、合併してエンジニアを複数雇う需要になる時代なのではないか。半導体が韓国と台湾に移ったのは、日本では工場の一般技術やの給料で、後進国で3倍も給与をえている人を使えないのではないか)
(見えないソフト・アプリ・基本設計ができる人の方が、3~5倍給料をとっていて、専門外の人に伝える人も重要な世界・時代なのだ。だからモノ=見える、という発想は変えた方がよいようだなと感じてきます。)
何よりも、発注する側が全体の設計責任を持ってくれるかのレベルで、その会社は、云われた寸法・材質で単なる加工屋か、メーカかの違いになるようです。完成品のエンジンメーカなら、何機種かつくり、お客のニーズにあうものを拡大できる設計責任者を持つのが普通だろう。それでもパテントを取ったベンチャーでもなければ「営業の人材がいないので来てください」と言うのは難しい。(エンジン音は好きだが、全部電動になるなら、レシプロエンジンで将来をというより、宇宙ロケットではないか?
ロケットだと動力は電気でもエンジンでもないか。)
信頼と責任がついた仕事をもとめる社会が必要だ
次のような質疑に責任を持ってこたえる人材が求められる。つまり年に何個買う予定で材料の仕入れをするか。1度に発注する個数、納品の頻度、価格は何十%も変わるし、5割~2倍くらいになる違いがある。営業系でコスト積算ができる事業部は大会社では船舶だけだった。訪日したドイツの中小機械メーカでは30前の人材が積算を任され、年功序列の階段体制では競争社会では不十分だと感じたのは65年ころからだ。30代で原価計算が許されているのは土木建築だけと、組んだ日系企業から分かった。
計算点検の人はべつに、日本のメーカはこれから外国人を引き付ける上で考えて欲しいと思う。社内の権限移譲が10~15年遅れているのだ。
1日に50個必要な車の組み立てなら、月に1千台組み立てだが、それが1万台/月になると輸送費は大きく変わる。40ftコンテナ・トラックとなると、工場に入る道路巾が狭くて入れないから、近所で20ftコンテナーに積み替える必要があるなどが工場進出の条件になる。
(そんな幅広な道路は、港から工場までないとなれば、工場誘致した人の見落としか、とか地方の行政の問題になる。大体、20ftコンテナでも精一杯で、完成品を船で運べないと、国際貿易の常識が無い土地柄と見られる。)
生成AIは高級クラス・EVは単価が安ければよい
生成AI時代の人達は、国際貨物輸送などは、全く頭になく、ドライバーというより運転を忘れても構わない”ホリデー休暇が頭にある新時代で、求められる移動体の空間を、どうすれば喜んで使ってみようとするのかが重要だ。具体的な世界よりはバーチュアルな空間・抽象度の高い文化的な世界に向いているように感ずる。その分野での有りとあらゆる視点、角度、条件を議論しておられたと察しられ、文化度が高いと感心させられた。
「でも国際化しないと生き残れないから、1流をめざして下さい、人材を育てて」と米国で云い続けてきたのは、競争に勝てないからである。コロナで「世界が変わったのを気付かなかった訳ではない」。だが、(日本は)「躊躇(チュウチョ)が長すぎました」という。
量で考える大衆市場の代表のような国と付き合い、人材もたらず資源もない国で、半導体の一番高給取りのいるシリコンバレーのような、見えぬモノの説明力が弱いまま、付き合いを続けながら、命をかけてテーブルの下で蹴りあいながら、平和と民主を続けられるほどの器用な立ち回りも出来る厳しい社会を、日本は作り上げているようには見えないのだ。
EV製造では断トツ企業が中国に多い事に振り回されず、彼らの部品屋になる協力はせず、数年で淘汰されると考えるべきだろう。米国のシステムエンジニアは配線設計や全体のシステムが現物でも動かせ直せる人が多いが、日本の大会社だと工場の現物も触ったことが無いばかりか、社内の組合の関係か保険の制約か知らないが躊躇された経験もある。
大陸の会社の会計報告書は信頼できるか
「数字が当てになるのは輸出額、電力消費、鉄道輸送量と言った指導者がいた。トータルに合わせて項目数字は書き入れているとか噂されてきた隣国だが、国有企業でもバランスシートや損益計算書、キャッシュフローが分らない会社は、自由貿易圏で好きにM&Aなどの売買をすることは制限すべきだろう。ブリックス国の通貨発行はG7、G20と違うというなら、どう違うのか。日本も強くは言えぬが、金利とインフレとの連動はあるのか。この点でも、やはり仮想空間やインターネットの世界では遅れていることは確かであろう。 同国の決算報告などの信頼性について、私は詳しくないが、G7並みの監査があるとも信じがたい。毎年の決算報告書の公表が無い国?とすれば、国有企業100社の巨大企業の有価証券報告書の公開がないのではないか。
あっても、欧米式の規準に基づく報告はしないで取引国に強引に進出することを許してきたのだと言えるのではないか。第3者の検査をうけず公正中立などありえない筈だから。
髙橋洋一『中国GDPの大嘘』(講談社刊)より
(元国家公務員の打ち明け話とか動画サイトにあったとか)。
そういえばWSJの記事で米大手建機メーカがC国の会社を買収したら、子会社の1社は(誰かが資産を売り払ったのか)数字が合わないどころか、資産が空だった」と読んだ記憶がある。Caterpillar writes off most of China deal after fraud | ロイター (reuters.com)
そんな相手では、「グローバル・自由貿易」の定義がちがい、競争にならないでしょう。
株式会社ですが、公認会計士がいない?
アフリカ諸国はどうしているのだろう。上下関係でしか考えない形だけの儒教国で、G20国のメンバーで、CPAがキチンとした監査制度が無いなどは、他人の投資の資金で運営する以上は許されないのです。
そうした条件を説明し、それが自由貿易の条件として重要だと説明する必要があります。自国が実行も出来ないルールを相手にだけ要求するのは、対等(まとも)な商取引の仕組みを理解せず、勝負にだけは勝とうとするようなものではないかと思います。
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