2014年12月22日月曜日

14161 偽者にだけには負けたくない?

14161


偽者にだけには負けたくない?
ロボットと競争のアジア時代に生きる


ロボットはどこまで人に似てよいのか

ITの派生産業が拡大し進歩している。アンドロイドの美人が殆ど生身の人間に近づいている。東京の国際ロボット展で、「みなみ」さんと目が合って、ドギマギしたのが最初。余りにも完璧な顔立ちとはいわないが、当時はやはりどこかがおかしいなと感じたのだ。
(https://www.youtube.com/watch?v=cel_W1m-wMo)


特定の人の顔を真似たロボットはジェミノイドと呼ぶらしいが、『顔の著作権はだれにあるのかな』と眺めた。というのは、今の顔のそっくりな顔でも、10年後の本人は少し老けてしまうはずで、その時点では、コピー(元の本物)との関係はといえば、紛らわしくなる。

最近のものは似ているだけでない。もう会話もできるし、少し難しいが進化してジョークも言えるようになり、声もよりよい声になったら、本人より魅力的になったらと考えると、期待半分、一寸うす気味がわるい時代が来る。

だがそれは色々な人間(?)関係の変化とチャレンジを生むから、混沌を生みリスクも増えるが面白そうだ思うしかない。(https://www.youtube.com/watch?v=-mgkWAVx 1QQ)

スリラー映画ではないが、寸分たがわぬ偽マスクを被って犯罪をする人が、街頭のCCDカメラに写っていたので、本人が逮捕されることも起こる。マスクをつくる人(発注者)の顔の登録し、手形の裏書のように転売を登録しておかないと追跡が出来なくなる。埋め込みチップにするか。本人登録よりはマスク登録である。つくる人の資格制度とマスク内への埋め込みチップか。

韓国は整形の技術は世界のトップ級、皆が整形し美人コンテストで8人も似たような顔でトップに出てきたとか話題になった。そうなると整形するだけで、世の中の扱いが変わるならと、人気の整形医師のところに殺到する。似た人はどうしても比較されるから、不美人でも1人しかいない人を選ぶか、コンテストのトップ8人に残ったそっくり美人の1人をとるか難しくなる。

結果として似たような顔が同じ電車に大勢いたら、おかしな社会になるだろう。未来は予測が難しいが『いいじゃないか・・・』。(https://www.youtube.com/watch?v=vhKX7f WZbWs)
北京で人(石黒教授)がロボットと会話して一躍話題になったというが、むしろこれからはロボットと競わされる女性(とは限らない)も、うかうかしていられない。

孤独な高齢者には楽しいが、本人確認と犯罪の防止は

「この写真のアンドロイドと同じ顔にしてください」と言われたら、医師はどうするのだろう。
コストにもよるが、安くレンタルできれば、配偶者に先立たれ1人になった人には、孤独感を解消してくれるから、いやとは言いにくい。そればかりか、高齢者の話し相手になれば、言葉を忘れないで済むから、認知症の多少の予防になるかも知れない。

銀行などの本人確認はどうするのか。今の日本では印鑑と言う当てにならないもので確認するだけだから、本人でなくとも引き下ろせるが、これもその内に変わるだろう。
まだ妄想だと笑われるかも知れない。だが、実子か他人か声も分からなくなった老人に対し、目の前で『母さん、オレ、オレ』などという孝行息子ならぬ整形息子やマスクを付けた人が現れたらどうするか。支援サービスの人が、本人に成りすますのも良いようで、悪用するヤツが必ずいる筈だ。これからは警備や刑事は忙しい産業になる。対策ソフトを開発する時期だろう。


情報産業はハッカーや偽者対策もふくめて拡大する

心配しすぎというよりは、これからの検事や警察官は有望な職業かもしれない。もっと重要なのは鑑定士の目をもった市民。いや政治家もジェミノイドに負けない素養が求められるだろう

米国ではジェミノイドは20年以上も前に現れたが、人まねよりはオリジナリティーを尊重するから、アジアのように広がりを見せなかった。契約社会はオリジナリティーやイノベーションに向かわざるを得ないから。ゲーム・引きこもり時代には、会話できる人工頭脳は会話能力の向上のための教育ロボットなどでも役立つし重要だろう。

偽者はコピーで、本物に似たモノの数を増やすから、経済論では本物より値段が安くなる筈だ。
だが、問題は偽者が「自分が本物だ」と主張し始める時、「なりすまし」で問題がおこる。
偽者と本物の違いがわかる人間の教育、頭脳、防犯の追跡は、ビジネスとしても劣らず重要になるだろう。それがなければ偽者が本物に勝てる社会、うそが方便ではなくなってしまう。
やはり若者には「人まねはするなよ」と言いたいのだ

社会が危険になるとどうするかと考えると、家族の数を増やして集団で守るしかなくなるから、生活は苦しくても自衛し、町内会がよそ者を見張りだすというのが、過去への里帰りかもしれない。

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