2015年2月25日水曜日

15186番外 慰安婦問題を、併合責任と置き換える試み 

15186番外

 慰安婦問題を併合責任と置き換える試み?
 
常に原因は日本にあるとしたい反省のない国(15165番外と併せて)

【コラム】韓日関係、求同存異が必要だ

201502230827 [ 中央SUNDAY/中央日報日本語版引用(フォント、着色編者)

安倍晋三首相の外交安保メンターとして活動してきた岡崎久彦元タイ大使が昨年10月末、84歳の年齢で死去した。韓国の政界では安倍首相個人に対する不信感があまりにも強いため、彼のブレーンの中にも似た性向の人物が多いはずだと考える傾向がある。すなわち、保守右翼的であったり韓国との対立を辞さないという人物が数多く布陣しているという先入観がある。 

  
しかし安倍首相の側近の中には意外にも日本の国家利益のために韓国との関係を発展させるべきだという考えを持つ人が少なくない。岡崎氏も韓国を深く理解しようとし、深みある両国関係構築の必要性を誰よりも強調していた。 

  
岡崎氏は東京大法学部出身の初任外交官として韓国に赴任した。氏は韓国勤務経験に基づき1970年代末に「近隣諸国で考えたこと」という長文のコラムを日本ジャーナルに寄稿したことがある。このコラムで、韓国は長い歴史と文化的な伝統を持つ国にもかかわらず、当時の日本の学界や言論では韓国に関する深い研究や関心がないことを嘆いた。例えば、安重根(アン・ジュングン)義士は朝鮮の教養ある愛国者であり、あえて日本と比較すれば明治維新を牽引した坂本龍馬のような志士と肩を並べる一流の偉人だと、岡崎氏は評価した。

こうした韓国に対する理解に基づき、彼は日本国内で韓国に対する無知=無関心と偏見の中で反韓感情が蔓延する現象について警戒した。韓国を強制的に併合したのは日本がいくら良い外交をしても拭えない原罪だと自省し、したがって日本としては韓国が経済発展を実現できるよう支援しなければならず、それが日本のためにも役立つ道だと提言した。 

  
北岡伸一元東京大法学部教授は岡崎氏のこのコラムを学生の必読資料に選定した。北岡氏も韓日関係の重要性を強調してきた安倍首相の核心ブレーンの一人だ。北岡氏は2002年に始まった第1次韓日歴史共同研究委員会のメンバーとして参加したりもした。彼は日本が浮上する中国を牽制し、「普通の国」としての外交政策を展開するためにも、韓日関係の緊密化が非常に重要だという点を強調してきた。 

  
安倍政権は2013年12月に初めて公表した「国家安保戦略書」と「防衛計画大綱」で、日本が追求すべき外交安保政策の課題として、日米同盟の強化とともに韓国との安保協力強化を重要優先順位に提起した。これは北岡氏を含む安倍首相の側近の戦略的な対韓政策論が反映されたためだと考える。(中央SUNDAY第415号)

 ところがなぜ日本は韓国との関係改善という外交戦略目標を達成できないのだろうか。目標は望ましいが、日本の指導層が韓国政府・国民の心をつかむソフトパワー外交に失敗しているからではないだろうか。この点で日本側は中国政府がどのように韓国に接近しているかを観察する必要がある。実際、韓国と中国の間にも解決されていない歴史と領有権葛藤問題が内在している。

中国共産軍の韓国戦争(朝鮮戦争)参戦、高句麗の歴史に対する解釈の違い、離於島(イオド)をめぐる中国側の主張は、いつでも韓中間に葛藤の素材になりかねない。にもかかわらず、中国は韓国との葛藤を回避しながら安重根記念館の建設など韓国政府・国民の心に響くカードを使っている。争点は保留し、当面の共同利益をまず追求する中国の「求同存異」的な外交が韓国指導層の心を引いているのだ。 

  日本の指導者も帝国主義の侵略で引き起こされた歴史問題については、基本的な良識を持っているだろうと考える。安倍首相は12日の施政方針演説で、これまで日本が戦争について深く反省し、自由民主国家を建設してきたと述べ、今後も世界の平和と安定に寄与するという強い意志を表明した。こうした「戦争に対する反省」と「世界平和に対する強い意志」は具体的な外交政策で表現されなければいけない。歴史の懸案や領有権に対する無理のある主張を慎み、戦争で被害を受けたアジア民族の心を慰める外交を模索しなければいけない。 


  岡崎氏は韓日間に友好関係を樹立できるかどうかが日本にとって「国家の百年大計」になると断言した。そうでなくとも揮発性が強い両国間の懸案が潜伏している今の時点で、日本の指導層は岡崎氏の遺言のような警句を深く銘記するべきだろう。 (中央SUNDAY第415号)
 
  パク・ヨンジュン国防大学安保大学院教授=東京大国際政治学博士。米ハーバード大US-Japanプログラム訪問学者。主な著書に『海軍の誕生と近代日本』『第3の日本』など

(私見)
1つ要注意なのは、学者を列挙するときは、検証して出展や事実をのべるのが通常だが、外交、政治、歴史では、史実と意見とが峻別されていない事が多い

<中国のやることは、中国の利益になるからだ>という見方ができない国といえる。安重根を英雄視することで中国の利益は傷つかず、日韓のあいだにクサビをうてるかもしれないという見方が当然あるとは言わない(言えない)のだ。現在「韓国と和平が国家の百年の大計」になるという岡崎氏の見解は全く同意できない日本人は大半であろう(引用が事実としても、いつどういう状況で言われたのかが不明である)。

日韓関係を改善することが出来ない責任を押し付けようという、常に問題の原因を他国に探す習性。慰安婦を道具にしてきた部分が崩れた現在、併合そのものにシフトを移しつつあると見たらよいだろう。
韓国を強制的に併合したのは日本がいくら良い外交をしても拭えない原罪だ>という難癖のつけ方は慰安婦での議論と似ている。当時の半島は、現在でいえば中東のイスラム武装団が潜入しやすい諸国と同様だったという自覚の欠如としかいいようがない
(空想の自国の過去と現在を比較する癖は前にも指摘した。)

紀元前から半島と倭の国は2~3年ごとに戦をしていたが、その関係には触れない。半島では国内が統一された期間はすくなく、紀元前も新羅、百済、高句麗の3国に分かれ争い、紀元後の記録は韓国の「三国史記」や、漢の「後漢書」、「宋書」、「隋書」などに残っているが、これらすべてに目をつぶり時々の都合で過去を引き出してくる。

現在の都合で過去の事実を無かったものにする習慣は、古くは焚書坑儒を行った中国地方の秦の始皇帝まで遡るのだろう。文化大革命でも大分燃やしたときく。
書いたものはきちんと残しながらその範囲で、現存する各国が都合に合わせた歴史物語を創作したければ、それは周辺国と違っても(加害の意図の無い部分は)構わないとするような周辺参加国との合意協定を結んではどうかと思う。目的は周辺地域の和平のためである。インターネットのウイキペディアが、それに代行する部分があるが。

日本に破れる1895年いぜんは、現在の中国や半島は漢字をつかわない満州人の清朝の支配下にあった筈。それまでは英国人の旅行家が書くように世界でも1番臭くて汚いと挙げていたのが中国と朝鮮の首都で、1910年日本の統治に変わり半島経済が大発展したのではなかったのか。宮崎淳子氏のYoutube動画を見て考えていただきたい。
満州、ウイグル、蒙古の文字は今のシリア方面のアラム語を縦てに書いたものだという


0 件のコメント:

コメントを投稿