2015年4月30日木曜日

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安部首相の米国議会での演説はすばらしいものでした

初めての首相演説にもかかわらず、数え切れないスタンディング・オベーションをうけ、戦争への深い反省と日米の協力による”ホープへの同盟”への呼びかけは、感動的で誇らしく、久々に嬉しいことでした(首相演説C-Span)

私もそうですが軍事に素人の方々にも、今中国が公海かフィリピン沖に滑走路のある基地を建造中で、アセアン外相会議でも中止要望がだされましたが、気になっている方にはこの演説が朗報になるよう祈りたいと思います。

中国の公海での勝手な人工島の建設にたいし、中国軍部は<他国との共同利用>を表明したようですが、単なる言葉でなくこれを更に安心できる形にする必要があります。(それはAIIBでも同じ問題でしょう)

下記のような意見やネガティブな表現のしかたに賛同するわけではありませんが、こうした抑止が要らないような安心できる状況が構築でればと祈ります。

ベトナムに武器を売ってもいいが、投資をするのはヤバい

その理由を、『新潮45』の4月号に書いているので、関心ある人はお読みださい。   この内容の1部は、考慮の末、引用を中止しました。           

 農水省がコメではなくイモを作付けすることで、ある程度の有事カロリー自給を考えよう、と、政策転換した。しかし『兵頭二十八の農業安保論』でも説いたように、日本の近未来の有事とは、LNGは入ってきても、原油は入ってこなくなる(なぜならホルムズ海峡とマラッカ海峡が機雷で閉塞するから)、という事態なのである。
 日本のトラクターが電動式になっているならばいざしらず、軽油や灯油で運転される農機はすべて動かせなくなる。収穫品を配送するトラックだって動かす余裕がなくなるだろう。肥料だって一気に値段が何倍にもなる。それらを前提としない皮算用は、すべて夢遊病の世界のできごとだ。
 警察は、「ワイヤー付き迫撃弾」を警戒すべきだ。それを山の中の送電線めがけて発射すれば、原発は送電先をうしなって、機械保護のためシステム停止するしかなくなる。迫撃弾は、時限発射式にして、山の中に残置すればよい。(これは今売られている『Voice』四月号の兵頭二十八氏御覧ください。)
 災害と戦争とテロに対して靭強な日本社会は、山の中に小規模なLNG発電所を分散的に多数建設することで、実現する。電気の地産地消であり、また、広域ネットである。それには、ガスパイプラインの全国構成を先行して急がねばならない。
 発電所が多数分散しているなら、有事の巡航ミサイル空襲にだって強い。原発のように海際にあると、韓国軍艦の艦対空ミサイルでも精密に燃料貯蔵プールを直撃されてしまうけれども、山の中の多数の小規模発電所が簡単に全滅することはない。』
 

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