2014年9月7日日曜日

14132 女性人口が増えている市町村の条件

14132




女性人口が増えている市町村の条件
    (14122に続いて)
女性の大臣が5名増えて、ようやく日本も変化するのかなと期待される。

「日本創成会議」で伸びる自治体としてリストされた横浜市都筑区、京都府木津川市、福岡県粕谷町など、15自治体は30年後も人口が増加する予測がある。
こうした自治体には、どんな特色や共通性があるのだろうか。
同じことを共有すれば、女性人口は増えるのだろうか。自分の出身地は将来どうなるのか。

人口の増える15市町村の職業的な比較

自治体名


県・市町村
工業
出荷増
運輸業
従業者








宿





生活関連
その他
教育

学習支援
公務
小計
石川
川北
O
O


O
O






O 
秋田
大潟



O






O

14
横浜
都筑



O
O
O


O



O
福岡
粕谷

O

O

O






O
宮城
冨谷


O
O

O
O

O
O
O

O
富山
舟橋
O



O


O


O
O
O
鳥取
日吉津


O


O
O





O
福岡
志免

O



O

O




O
大阪
田尻

O



O
O


O

O
O
京都
木津川





O

O


O
O
O
群馬
吉岡


O

O
O
O
O




O
愛知
日進






O



O

O
埼玉
吉川

O


O







O
愛知
幸田




O







49%
埼玉
滑川

O


O



O



O
小計
1








































*(サービスの文字をを省略


大潟のみが農業従事者が多い例外とみて、残り14自治体での共通点を考察した。
域外通勤・通学ではこれら15市町村の内1村を除きすべての14自治体。50%前後が域外への通勤通学者をもつベッドタウンである点、交通の便と生活環境に恵まれている。
幸田町でも48%とほぼ5割である。
 
交通の便の良いベッドタウン

人口の増える15市町村のうちほぼ14は、域外通勤・通学者を50%もつ恵まれた生活環境が注目される。(唯一の例外は専業大型農業従事者をもつ秋田県大潟である。)
  • 横浜市都筑区; 20万人を越える;新横浜駅、地下鉄などへのアクセス、大手企業の雇用、東京都市大学、洗足学園大など。
  • 京都府木津川市; 7万人都市、京都府南端の3町が合併、幾つかの大企業が研究所、同志社大の進出学生米国派遣イオンモール、観光地奈良県に隣接。
  • 福岡県粕谷町;4万人+、鉄道アクセス、九州大(農)、福岡のベッドタウン、イオンモール
  • 石川県川北町;6.3千人+、伏流水が豊富なため半導体工場がある。自衛隊の公募などで若者が多い印象をうける。金沢と小松の中間に位置するベッドタウンである。
日本いまこそ国土計画を!「日本創生国土計画」の提言

『日本創生国土計画委員会では「劣化するわが国」というタイトルで、危機認識として9点を指摘した。』(http://jice.or.jp/report/pdf25/jice_rpt25_09.pdf)(フォント、着色は編者)

一見すると絶望的にみえるが、青色で示した中味で人力で変えられるものと、そうでないものが混在するので、これらを別な視点で考えてみたい。特に赤字で示したものは人口減少であり、次いで自然災害による弊害と、その対策のもつ弊害との何れが大きいかである。

① 人口減少、超高齢化により地域が壊死する。
② 大都市部では地方部とは桁違いの高齢化問題が起こる。
③ 基礎的な生活基盤や地域文化等の維持が困難となる。
④ 投資意欲が減衰し、国内プロダクトが減少する。
⑤ 大都市集中により災害脆弱性が増加する。
⑥ 気候変動により自然災害が激甚化する。
⑦ 大地震により国民の暮らしや社会経済が壊滅的打撃を受ける。
⑧ 目標、共通価値の喪失により日本人が漂流している。
⑨ 産業競争力等の底力が劣化、アジアの要の位置にある地の利がかすんでいる。

利害が衝突するような細分化をせず、少し大きな纏め方で考えて見たい。



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