女性人口が増えている市町村の条件
(14122に続いて)
女性の大臣が5名増えて、ようやく日本も変化するのかなと期待される。
「日本創成会議」で伸びる自治体としてリストされた横浜市都筑区、京都府木津川市、福岡県粕谷町など、15自治体は30年後も人口が増加する予測がある。
こうした自治体には、どんな特色や共通性があるのだろうか。
同じことを共有すれば、女性人口は増えるのだろうか。自分の出身地は将来どうなるのか。
人口の増える15市町村の職業的な比較
*(サービスの文字をを省略)
「日本創成会議」で伸びる自治体としてリストされた横浜市都筑区、京都府木津川市、福岡県粕谷町など、15自治体は30年後も人口が増加する予測がある。
こうした自治体には、どんな特色や共通性があるのだろうか。
同じことを共有すれば、女性人口は増えるのだろうか。自分の出身地は将来どうなるのか。
人口の増える15市町村の職業的な比較
自治体名
県・市町村
|
工業
出荷増
|
運輸業
従業者
|
建
設 業 |
卸
売 業 |
製
造 業 |
小
売 業 |
宿
泊 飲 食
*
|
医
療 福 祉
*
|
生活関連
*
|
その他
*
|
教育
・
学習支援 |
公務
|
域
外
通
勤
・
通
学
|
小計
|
石川
川北
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
5
| ||||||||
秋田
大潟
|
O
|
O
|
14%
|
2
| ||||||||||
横浜
都筑
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
5
| ||||||||
福岡
粕谷
|
O
|
O
|
O
|
O
|
4
| |||||||||
宮城
冨谷
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
8
| |||||
富山
舟橋
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
6
| |||||||
鳥取
日吉津
|
O
|
O
|
O
|
O
|
4
| |||||||||
福岡
志免
|
O
|
O
|
O
|
O
|
4
| |||||||||
大阪
田尻
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
6
| |||||||
京都
木津川
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
5
| ||||||||
群馬
吉岡
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
O
|
6
| |||||||
愛知
日進
|
O
|
O
|
O
|
3
| ||||||||||
埼玉
吉川
|
O
|
O
|
O
|
3
| ||||||||||
愛知
幸田
|
O
|
49%
|
2
| |||||||||||
埼玉
滑川
|
O
|
O
|
O
|
O
|
4
| |||||||||
小計
|
2
|
6
|
3
|
4
|
7
|
9
|
5
|
4
|
3
|
2
|
5
|
3
|
14
|
*(サービスの文字をを省略)
大潟のみが農業従事者が多い例外とみて、残り14自治体での共通点を考察した。
域外通勤・通学ではこれら15市町村の内1村を除きすべての14自治体。50%前後が域外への通勤通学者をもつベッドタウンである点、交通の便と生活環境に恵まれている。
幸田町でも48%とほぼ5割である。
幸田町でも48%とほぼ5割である。
交通の便の良いベッドタウン
人口の増える15市町村のうちほぼ14は、域外通勤・通学者を50%もつ恵まれた生活環境が注目される。(唯一の例外は専業大型農業従事者をもつ秋田県大潟である。)
- 横浜市都筑区; 20万人を越える;新横浜駅、地下鉄などへのアクセス、大手企業の雇用、東京都市大学、洗足学園大など。
- 京都府木津川市; 7万人都市、京都府南端の3町が合併、幾つかの大企業が研究所、同志社大の進出、学生米国派遣、イオンモール、観光地奈良県に隣接。
- 福岡県粕谷町;4万人+、鉄道アクセス、九州大(農)、福岡のベッドタウン、イオンモール。
- 石川県川北町;6.3千人+、伏流水が豊富なため半導体工場がある。自衛隊の公募などで若者が多い印象をうける。金沢と小松の中間に位置するベッドタウンである。
日本いまこそ国土計画を!「日本創生国土計画」の提言
『日本創生国土計画委員会では「劣化するわが国」というタイトルで、危機認識として9点を指摘した。』(http://jice.or.jp/report/pdf25/jice_rpt25_09.pdf)(フォント、着色は編者)
一見すると絶望的にみえるが、青色で示した中味で人力で変えられるものと、そうでないものが混在するので、これらを別な視点で考えてみたい。特に赤字で示したものは人口減少であり、次いで自然災害による弊害と、その対策のもつ弊害との何れが大きいかである。
① 人口減少、超高齢化により地域が壊死する。
② 大都市部では地方部とは桁違いの高齢化問題が起こる。
③ 基礎的な生活基盤や地域文化等の維持が困難となる。
④ 投資意欲が減衰し、国内プロダクトが減少する。
⑤ 大都市集中により災害脆弱性が増加する。
⑥ 気候変動により自然災害が激甚化する。
⑦ 大地震により国民の暮らしや社会経済が壊滅的打撃を受ける。
⑧ 目標、共通価値の喪失により日本人が漂流している。
⑨ 産業競争力等の底力が劣化、アジアの要の位置にある地の利がかすんでいる。
利害が衝突するような細分化をせず、少し大きな纏め方で考えて見たい。
『日本創生国土計画委員会では「劣化するわが国」というタイトルで、危機認識として9点を指摘した。』(http://jice.or.jp/report/pdf25/jice_rpt25_09.pdf)(フォント、着色は編者)
一見すると絶望的にみえるが、青色で示した中味で人力で変えられるものと、そうでないものが混在するので、これらを別な視点で考えてみたい。特に赤字で示したものは人口減少であり、次いで自然災害による弊害と、その対策のもつ弊害との何れが大きいかである。
① 人口減少、超高齢化により地域が壊死する。
② 大都市部では地方部とは桁違いの高齢化問題が起こる。
③ 基礎的な生活基盤や地域文化等の維持が困難となる。
④ 投資意欲が減衰し、国内プロダクトが減少する。
⑤ 大都市集中により災害脆弱性が増加する。
⑥ 気候変動により自然災害が激甚化する。
⑦ 大地震により国民の暮らしや社会経済が壊滅的打撃を受ける。
⑧ 目標、共通価値の喪失により日本人が漂流している。
⑨ 産業競争力等の底力が劣化、アジアの要の位置にある地の利がかすんでいる。
利害が衝突するような細分化をせず、少し大きな纏め方で考えて見たい。
0 件のコメント:
コメントを投稿