2014年10月22日水曜日

14143 国が変わるには殻から中身の優先から、

14143

国が変わるには、殻から中味の優先に
観劇費の負担とうちわで女性の活用を反対するのも制度優先

何が足りないのか

経済性ばかりを追及するという反論もあるかもしれないが、教育を教育産業と捉えてみると、各産業界との人材の交流・移動がうまくゆかない。原因は大会社の中にある年功序列(経済の不透明性な終身雇用は崩れつつある)の壁であろう。能力の向上を確認せずに、権限と責任範囲が明確でない階級名を勤務年数で自動的に変えるのは、やはり能力を見きわめる眼力をもつ人材を育成できていないためであろう。

つまりは、何年働いても何を能力とするか、それに対する評価をどう行うか、それを被評価者にフィードバックして納得させる力を持たない。これは、そうでない(メーカーなど)会社も多数あることを付け加えますが。
結局は売上げ数字と、経常利益、勤務年数という議論の余地の少ない規準で評価してきたつけでしょう。(結果責任を負わされているなら、経営者とどこが違うのかとなる。)

片や、教育界や行政(界?)などは、結果責任は負えない仕組みで動いてきたから、産業界との人材の交流は非常に難しく、仕事を持ってきてくれるところとしか交換性がない。どの業界も「混沌の中から、輝く光るスターは生まれる」というニーチェの言葉を思い出すべきだ。まず組織ありき、制度の温存では衰退をまねくのだから。

足りないのは、ものごとを総合的に判断する能力に欠けている点ではないか。そういう30年前の大量生産時代のままの制度や思考にしているからである。
「これは違法だ」といわれると、「それは残念ですね」で、引っ込んでしまうからだ。「ならば、どういうやり方をすれば、合法なのですか」、「なぜそれを指導できる機能をもった人を置かないのですか」というもう1つ粘りがたりない。

思考を押さえつけて行動だけに走らされ、残業づけの働き蜂の姿がそこに見える。「国の売上げ利益を上げようとすれば、女性の稼働率を高めて4割とかいわれる専業主婦に稼いでもらおう」という声がでて当然だが、あまりそういう声は海外まで聞こえてこない。

八つ当たりではないが、「危険ドラッグ」などは、販売抑制を指導するというような、腰の引けたやり方でなく、結果が人の殺傷になったら殺人未遂で捕えるか、全面禁止で警察官や検察官が輝くような積極性を示せないものか。
米国に販売拠点をおいている会社が多いが、大概は隣国からの迂回販売が多いと聞いているが、検察官も国際化すべきだ。

制度を変えないのはなぜか

昇進規準の中にある、役職ポストはある年齢層の中からという内規が邪魔で、選択肢が限られてしまう。その補完に、海外支店がそのクッション役を多少は果たしているにせよ、この昇進制度を変えないと、他の産業界との間での異動もスムーズでない。
制度を良く見ると、組織をいかに温存するかという1点に集約されている。      (私事を申せば37歳で課長というのが、会社としてオファーできる最年少だというなどという制度優先は、当時の私には魅力の欠けるものに見えた。何がやれるかなのだ)

よく見ると、その壁は生活上の上下の敬語の壁があり、最近でいう「上から目線」などという言葉も、能力のない者が頻繁に使う抵抗に感じます。むかし「レンタルのニッケン」で行なった全社員「さん付け」は有効であった

つまり、組織内での「組織の維持・継続」を最優先する壁を、組織内の進化・変身度で置き換える必要があります3Mという会社は、5年で社内の主要事業売上げの3分の1を新商品で置き換える努力をしている。
クリステンセン(Clayton Christensen)教授の破壊的イノベーションの考えには、日本のような壁はない。ここに米国でなければ活躍できない障壁がある。イノベーションは進化だとすれば、組織という殻の維持よりは中身の優先です

段々大きな社会の変化を持ち出すと、不可能にも感じるかも知れませんが、「蟻の1穴」で崩れる部分もありうると考えて、努力を続けるほかない。
(「女性の活躍」をあっという間に、観劇決算・うちわで野党に崩されては、やりきれない気持ちだけが残る。むろん法律や規則に違反するのはいけないが、そういう手続き法を、刑法上の犯罪と1緒くたにした野党の脅しに耐えうる、議員教育や議員共同の事務処理は出来ないものか。)公認会計士をつけて、帳簿はキチンとさせることをどうして出来ないのだろう。

肝心なのは、外国の利益のために国民利益を損なうわない事の方で、それさえ筋を通していれば議員がもう少しゆとりのある生活をしても良いと思うし、議員秘書も3名でなく5名くらいはいてもよいと個人的には思う。切りのない話ではあるが。

日米での学生の交流を拍車をつけるには、膨大な近燐国の学生への留学支援を半分削り、日米間での予算にまわしては如何かと思う。



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