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(用語とコミュニケーションの混乱を直す時期がきている)
海外に住んで、おかしな日本語だと感じるのは『OOOとなります』という表現や、『OOOをさせて頂きます』である。『OOOとなります』と誰が言っているのかが分からない。事実として伝える様でもありながら、誰かの意見(コメント)なのか。
『OOOさせて頂きます』というのは、丁寧語・謙譲語のつもりなのだろう。だが『OOOを(私が)致します』という方が明確だし、やる気が伝わってくる。
だいたい、仕事で雇われて金を貰っている人が『させて頂きます』などといえば、『やって当たり前だろ』と外国人は感じるのではないか。親切で、無料でやるばあいの(結果責任をとらない)言葉を、使って貰ってはこまると感じるのだ。
外来語と日本語のミックス
日本語のアルファベットである平仮名やカタカナは、非常によく考えた文字だと思う。
明治時代の前に西洋諸国から攻撃された各藩(薩摩=鹿児島、長州=山口)などを中心に、武力で劣ることの危険を感じ、日本は欧米に特使や留学生を派遣して、さまざまな外国の文物をみて、その中で役立ちそうなモノは、かなりのスピードで(武器を含め)取り入れた。 「坂の上の雲」の時代である。
ア
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カ
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サ
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タ
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ナ
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ハ
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マ
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ヤ
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ラ
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ワ
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ダ
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パ
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シャ
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ニャ
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ヒャ
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ミャ
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リャ
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イ
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キ
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シ
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チ
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ニ
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ヒ
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ミ
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イ
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リ
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ヰ
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ジ
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ピ
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ウ
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ク
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ス
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ウ
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ズ
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プ
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シュ
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ニュ
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ヒュ
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ミュ
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リュ
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エ
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ケ
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ヱ
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ゼ
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ペ
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シェ
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ヒェ
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オ
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コ
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ヲ
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ゾ
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ポ
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ショ
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ニョ
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ヒョ
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ミョ
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リョ
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そのはるか前、ポルトガル人がカステラ、カルタ、コップなどが持ち込まれ、蘭学(オランダ語)は医学用語をもちこみ翻訳したり、日本語になおさずカタカナ表記したものは、今からみても外来品や外来語だと直ぐ分かる。濁音のザ行やピャ、ニャ、ヒャ、ミャ、リャ行なども上手い工夫だが、ABCの母音とうまく重なっている。
ディジタル時代の日本語
それ以前の言葉はといえば大陸(中国地方)の言葉を持ってきて、和風にアレンジして使っていた。そのどれがどこまで日本語だというか、これは言語専門家の議論だ。「外来語の受容と管理:言語政策の視点から」岡本 佐智子氏が分かりやすい。(http://libro.do-bunkyodai.ac. jp/research/pdf/treatises05/05OKAMOTOa.pdf)
今教育で混乱しているのは、ITによるディジタル化で、そのソフトが英語で書かれているため、日本のソフトが遅れてしまったことである。プログラミングを学びその面でのエキスパートを育成するためには、英語が欠かせないと考える。
パソコンの前に座って大多数の人が仕事をするようになって、用語は日本語でも、思考のロジックは英語化されてくる。
漢字の用途は、単に短く読みやすくするために2000語くらいを平仮名から文字転換して記号化しているスペースセーブになる。
漢字の用途は、単に短く読みやすくするために2000語くらいを平仮名から文字転換して記号化しているスペースセーブになる。
これはアルファベットの英語圏の言葉の米国と、簡略化した漢字の中国が対立した関係になる場合いのパワーバランスという外交の話しではない。
しかし日本文化の独自性は、漢字・カタカナと平仮名の混在を、言葉としてどうバランスさせるかにあると感じる。音表文字のカタカナの外来語を、いかに日本語の仮名と表意文字の中国系の漢字のバランスさせるかである。日本の文化と日本語の中の表意文字と音表文字のバランス問題が残されている。
新しい開発分野があるだろうか
『あいうえお』をY軸、『あかさたな』をX軸にして、平面で表現するとした場合、Z軸を加えて立体にするとしたら、各々の欄に、幾つずつの名詞や動詞などが入るのか。その高さや文字量を調べてみると、興味深いと思う。
文字の使用分布の変化で中味の文書を読まないでも、その特性がつかめるようになれば、ビッグデータで、危険度がわかるかもしれない。機密が漏洩しているとアラームが表示できる筈だ。多分いま情報漏えいなどと騒がれている顧客リストなどのデータベース(DB)もダウンロードができない工夫が可能なはず。
言葉に進化や責任度などの価値の高低を組み込めるか
和歌や短歌のような575の言葉数で名詞や形容詞を表すか、言葉を文字数で綴れるようにするとか、それぞれの欄の文字数を平均化するなど、どのように平均化したら、文字数が少なくできるかを考えてみるのもよいではないか。
漢字は1度覚えれば、面積をとらずに意味を込めたり、1部を加工したりできて便利だから、文学・文科系の人には好まれている。しかし言葉を学ぶために要する時間が余りにも掛かりすぎる。
化学式などは表現できないし、原子や分子のような微細なものも表現を共有しにくいから、段々と科学やビジネスの世界では廃れてゆくのではないかと感じる。(パソコンを使うと、どんどん漢字を忘れるのも年のせいとばかりは言えない気がするのだ。)
長続きする心の気持ちを込められているようだが、離婚率50%などになってくると、愛の字の中の心が金という字でおき替えられる心配もでてくるし、時代にそぐわなくなりうるのではないか。「裸の王様」などと言っても、半裸の露出度の高い衣装の時代には意味が変わってくるだろう。
個別ハッカー対策
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