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自分の特色をだす勇気がつくる生き残りの条件
① 皆が頭の中に百科事典を持っていたら、差がなくなる
中国では高速道路ができるスピードより早く、車の生産量を増やしたためか、早く着いても大都市では車の渋滞がひどく、乗り入れ規制をしているし、北京などは排ガスで100メートル先がかすんでいる。多分先進国の主力産業を追いつけ追い越せとやった結果だろう。
それと同じで、皆が強烈な勢いで勉強して同じ事を学んで卒業しても、求人の数が増えなければ、皆が失業して路頭に迷うときがくる。前項でのチキリンさんは《さらに大事なことは、「渋滞から抜け出す方法」が必要になる》ことだと見抜いている。
《オンライン学習によって高レベルのライバルが世界中から集まるわけで、大事なのはその大渋滞から抜けだすための方法だけど、それは学校であれオンラインであれ「教えてもらう」ことでは学べず、自分オリジナルで考える人にしか見つけられないんだよね。
いま学校で振るわない人も気落ちする必要はない。努力した方が良いのだろうが、先頭を走っても先に渋滞に巻き込まれるだけだとすれば、どうするかである。卒業前一年かけて南米を一周してきた人のことを述べたが、普通の人が経験していないことを可なりの長期でやると、そのサバイバル体験は大きい筈だ。私の場合は大したことはなかったが、小学5、6年でルーテル教会に1年ほど通わされ、三島の禅寺に10日ほど放り込まれた経験は生涯忘れない。
(2) リストラが起こる時期;そのまえに人が注目するくらい変わったことを考える
これからの子供たちは、親の世代に比べ、オンライン学習により、今までより短時間かつ低コストで、はるかにレベルの高いことを学び、その上で、よりオリジナリティやユニークさが問われる世界で生き残っていかなくちゃならない。》
(2) リストラが起こる時期;そのまえに人が注目するくらい変わったことを考える
皆が仲よく同じ事を勉強して、同じ会社に入って、同じ時期に不況の波でリストラされたら、泣くになけない。そこで、飲み会は程ほどにして、人と違った自分を創らねばならない。
会社の中での先輩の知識や経験が役立たない時に、リストラが起こる。
商品には寿命があると(004)で、また一周遅れの競争について(14)で述べたが、今の商品と違うどこの何に注目するかが鍵だ。市場が出来る前の新技術ではリスクも高い。ならば(006)で述べたポートフォリオの投資方法を勉強するしかない。これにマーケッティングを加えれば新たな分野にも取り組める。
更にその上はMBAの経営学だが、日本の会社では日本式(年功序列)があるから、欧米企業に働くなら意味がある。なぜこう云えるかといえば、筆者は商社にいる時から、ひきついだことは出来るだけ早く後輩にわたし、先輩のやっていない分野ばかり開拓していたからである。
更にその上はMBAの経営学だが、日本の会社では日本式(年功序列)があるから、欧米企業に働くなら意味がある。なぜこう云えるかといえば、筆者は商社にいる時から、ひきついだことは出来るだけ早く後輩にわたし、先輩のやっていない分野ばかり開拓していたからである。
要点を繰返すが;今の商品経験をいかして周辺のどんな製品や職種に移れば先行きが有望か(安泰かではない。そんなものは無いと考えるべきだ)。
自分はなにを磨けばよいかも考える。そういう業種の会社に人脈をつくり、商品の教えを乞うのも方法だ。分らなければ、日本が戦後50年間あとを追ってきた米国はどうかを現地の展示会で見るのもよい。
自分はなにを磨けばよいかも考える。そういう業種の会社に人脈をつくり、商品の教えを乞うのも方法だ。分らなければ、日本が戦後50年間あとを追ってきた米国はどうかを現地の展示会で見るのもよい。
展示会にある商品は、自社品の周辺の商品群だから、もう少し離れた業種の方が良いかもしれない。すでに何度か述べたリースやレンタルは、商品は同じでも新たな販売方法である。
私がトイレに興味を持っているのは、80年に米国製の移動式の簡易トイレを日本に大量に導入したからでもあるが、食べれば出すのは当たり前で、トイレを清潔にするのは何ら恥ずかしいことではなく、文化度のバロメーターと考えるからである。会社を創業して10年間会社のトイレ掃除をし続けたのもそれが理由である。風呂も同じ事である。
例えば高齢化社会だから、資金がなければ汗をかけと風呂の釜掃除、風呂の湯船掃除のサービスを始めるのも方法だろう。ただ風呂の湯船を掃除するだけでなく、何を自分のオリジナルとするか。洗剤をつくるのも方法かもしれない。お客がお金持ちなら裏山が近ければ土砂崩れの対策工事や、家が古ければ改装工事のポテンシャルを建築士の営業代理店としてやれるかもしれない。
この考え方は単に自己資産を増やすためだけではない。大会社の経営者の考えに近く、どの事業に人材や資金を投資するかという際に、ポートフォリオ管理(*)しているから、どこに働いていても役立つ。自分という人材の活用ができるのだ。(*様々な伸びそうな業種の会社株の投資を比率で管理し伸ばす方法)
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