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将来性のある分野・業種はどれか(3)-2
(用途急拡大の無人ヘリ)
08年ショックで一時的に下がった景気がようやくそれ以前のレベルに持ち直した。失業者が減り非正規も正規へとランクアップし、パートも時間延長させ130時間の壁をなくしたい。完全雇用に近づけば、人手不足で雇用が安心できるから、人は知恵を使い始め、文化的な発展か、新たな創造・イノベーションが始るだろう。それには何で需要を創出するか。
先に情報通信産業について触れたので、その他の業界でも有望と思われるものについて、順不同でいくつかあげてみたい。
無人操縦ヘリ
ここにきて急に注目度が上がったのは、玩具から進化した4枚羽根や8枚羽根であるため、それぞれの羽の回転を変えて自動で安定させ、超軽量タイプが可能になったからであろう。
無人偵察用の飛行機が話題になっているが、産業や災害時に活躍しそうなものとしてヘリがある。 千葉大学の野波教授が開発された自律飛行へりは、GPSとプログラミングしたルートを飛ぶ。レーザーレンジファインダーで3Dマップを造りながら隙間を飛ぶという点でも画期的である。
設備の維持管理、あるいはインフラ防衛、セキュリティに拡がりうる技術である。原発内部や有毒ガスの火災現場で近づけないところでも点検できる防災用として役立ちたいと期待されている。
太陽光パネルの何百枚もの中から故障したパネルを見つけるのにも2時間で6千枚を点検できるという焼津の現場からの報道がある。パネルは大体が空の1方向をむいて傾斜しているし、上からなら難しくないが、横から歩いて点検するのは容易ではない。
既に農薬散布ではヘリは広く使われ2500台くらいになっている。(日経2月8日)
地域用の災害や渋滞・事故などの情報発信に
動画ビデオ撮影機をのせれば、災害時の観測や、渋滞発信、新店舗の空中写真などにも個人が発信でき、便利な用途が広がるだろうと楽しみだ。
昨年末にアマゾンほかのネット・宅配会社で発表されたマルチ・ローターヘリによる宅配案は
地上の交通渋滞をさけ、配達効率をあげる
ばかりか、スマホ・GPSとの連携で緊急に薬品・AEDを配達するなどの用途もひろがる可能性もある。
米国の趣味の玩具ヘリの例を2,3紹介しよう。一定域内、複数の編隊飛行など、新たな発展の可能性が垣間見える。
数あるうちの1、2例;
16ローターヘリ(ドイツ)www.youtube.com/watch?v
=L75ESD9PBOw (写真)、
https://www.youtube.com/watch?v=ptVJGrOpyok、
https://www.youtube.com/watch? feature=player_detailpage&v =aZH2bJXpBRA、
https://www.youtube.com/watch?v=XU4rEbCxSW0
アルゴリズムでの制御;TED チーム飛行モデル https://www.youtube.com/watch?v=4ErEBkj_3PY
一定区画内でカメラ制御出来るもの、https://www.youtube.com/ watch?v=w2itwFJCgFQ
車の渋滞の中で、トイレを心配する人もいるだろうが、いらいらしないで「なぜ皆がこんな渋滞で時間をつぶしているのだろう」と考える人たちから、新たな使い道が拓けてくる。
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