2014年7月2日水曜日

140112 海外に出ると「日本人の条件」を考える



140112

海外に出ると「日本人の条件」を考える
(正当化の理論14107~111の続き)

はるか昔20代の終わりに、初めてシカゴに着いたころ、好奇の目でみる米人社員の若手との会話の中で、『日本人はどういう点が特色ですか』とか『日本の文化とは何ですか』とか聞かれて、想定外の質問であわてたことを覚えている。

外国文化を学べば異文化交流はできるか

米国にきて英語と米国の文化学んで、『これで良し』という人は可なり脳天気で、それでは不十分だと知る
なぜかといえば、《貴方はいったい誰な
んですか》という部分の自己紹介できな
いと、相手との会話が深まらないからだ。

慣れないと難しいことのように聞こえるが、右の概念図で丸の外側の部分が外国
の文化や現状の知識とし、円内の部分を日本の歴史や文化その他の知識や体験だとしよう。少し逆説的な発想だが、この外側のピンク部分を外国の知識や経験で埋めることができても、円内は空のままで規定できていない。饅頭の外皮を食べても、中味の味が分からない。カラなものは空なのだ。

他国の皆さんが残してくれた空間だというのでは自己否定(残り物文化)で何が残されているか分からない。結局ある程度の日本史や文化を知らないと、話しにならないと気付く。そこで駐在員は、あわてて司馬遼太郎を読み始める。
そればかりか、学ばなければ勝手な意見で近燐国が空を埋めてしまいかねない。自国の文化や歴史は、他国の人間によって形成させるわけには行かないのだ。
(教科書問題で隣国に文句を言われたら、相手の中味の”事実”に反する部分は是正させ得ない限りは、こちらも耳を貸さないでよい。)

ちょっと大げさだが日本人はアナタで、自分の持てる知識をかき集めて、その場の人達の関心事やレベルに合わせて、どう話すかは貴方しだいである。その場では、アナタが国の代表だということ。それを好かれたい為にと隣国人に説明させて、一方的な聞き役でいてはならないのだ。
(「お互いに自国のことだけを語りましょう」「隣国人が都合が悪いのは、そちらの学んだ歴史内容の問題で、自分の問題ではない」という立場でけん制して、不毛な議論は抑制する。それでも聞かない相手には「外国人に自国の歴史のレクチャーを受ける気は無い」ケンカにならないケンカの予防の仕方である。)

つまり地理的、経済的な説明をするか、文化や風土、食事や生活の話題にするか、スポーツや音楽、ジョークは自分のゆとりでもあるから歓迎される。不在な人の悪口をいうのは嫌われる。攻撃されたら防衛して当然だ。

このために考えて準備しておいた方が、楽しい関係がつくれるということ。中には知的な人が居て、あなたの知識度を確かめたりするから、できるだけ本を読むことを奨めたい。今までの日本人のように、真実はいずれ知られる筈だと構えていると、幾らでも近燐国が自分たちに都合のよい創作の”歴史“や”真実“を詰め込まれてしまう。黙っていたら、そこで認めたとみなされる

私は中韓の悪習にならい、ウソや捏造までするのは反対だが、近隣国がそうした場合は、いい加減に受け流さず、厳しく指摘すべきだと考える。公式にはその分野の学者や研究者の勤めだと考える。これを『ヒットラーと同じだ』とか、『極右』、『ネトウヨ』とか言われても怯んではいけないのだ。

そうした”歴史“の部分での攻撃の被害を感じ、自分なりに勉強してみて、加害者に対し反論をしている部分がある。ここをどう対応するかれ、相手の扱いが変わってくる。
それはこれからの若者の活躍の場を狭めることが無い様にという気持ちであって、近燐国に加害をする意図はないことをお断わりしておく。



『日本人とは日本人の親から生まれた人』

日本の国籍の定義だが、こう答える人は少ないだろう。日本人の説明がないのだ。
「日本国民たる要件」は、日本国籍を所有する者が日本国民であるとみなされる。原則として父母両系血統主義を採用しているが、1部帰化による取得も認められている。(国籍法(昭和25年法律第147号)
国籍法では次の3つを出生による日本国籍取得の条件とし自動取得となる。この他、「準正」による取得は届出により取得できるとしている。(ウイキペディア)
①出生の時に父又は母が日本国民、② 出生前に死亡した父が死亡の時に日本国民、③日本で生まれ、父又は母が不明の時』。 
帰化人の条件
帰化には法務大臣の許可が必要で、次の条件を備える外国人でなければ、その帰化を許可することができない事となっている。引き続き5年以上日本に住所を有し、20歳以上で本国法によって行為能力を有する事。国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によってその国籍を失うべき事(多重国籍の制限)。
l    素行が善良である事。
l    自己又は生計を一にする配偶者他の親族の資産又は技能により生計営む事ができる事。
l    日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊する事を企て、若しくは主張し、又はこれを企て、若しくは主張する政党その他の団体を結成し、若しくはこれに加入した事がない事。
要するに自活できれば、国家・政府を転覆する人間でなければよいという条件だ。

『日本人の条件』はこれだけで良いのか

ここには本人が日本人としてどういう目的で生きて行きたいのかが抜け落ちている。私見を述べれば、ただ国家を暴力的に転覆させる企てがなく、そうした団体に加盟しないだけで満足するのは危険ではないかである。

自分の国籍を持つ国を悪し様にいう人は、私は信用できない。米国にも幾つかの国籍をもつ欧州人が知人でもいるが、そうした人たちは、それらの国にたいする特別な愛情を持っている。両親が元は外国人どうしという例も多い。しかし米国にいる間は、米人である条件をみたし、国家と国旗に忠誠を誓う。

国籍を取得する国に対する愛国心も忠誠心もない人間は、外交政策を公に意見表明を制限すべきであろう。生まれた国を捨てるなら、日本が自分の愛する祖国であるべきだし、日本の歴史に対して平均的な理解と、最低それを尊重する考え方をもって欲しいのだ。

その意味で在日の人達が日本を悪し様にいい、歴史的な”事実“として韓国側の教育内容や主張を繰返すのを眺めるのは、甚だ腹立たしいことであり、歴代の政治指導者には不満を感じている。
せめて『「親日派」のための弁明』(キム・ワンソプ著;荒木和博+荒木信子訳)くらいの意見を承知の上で、親日的に日本に住んで欲しいと期待する。

(なお、私はこのキム氏の大東亜共栄圏の考えは、各国がそれぞれの現状では、ありえない夢であろうと考える。まずは中国の1党独裁と横領、贈収賄がはびこり、隣国領土の侵略を建国以来、周辺国すべてと続けてきたこと。韓国の慰安婦捏造、日本がそれを許し経済支援を続けた過去、これらを清算しない夢の経済圏などは考えにくいのである。今後一切それらを話題にしませんというなら考えてみるかどうか。ウソの塊の国だから、信じがたいが。
また、キム氏の2刊目にあるが、東南アジア諸国がルックイーストと言ったのは、ルックノースではなかったと思う。奇跡の成長韓国というのは、日本の後追いをしたなりすましで、膨大な支援を行ったからだと思っている。)

 

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