2014年7月1日火曜日

14111番外 女性の社会進出のために

14111番外

女性の社会進出のために

(強い女性を押さえつけても男は強くならない)

誰もが高給取りになれる訳ではないが、判断リスクの入る業務は、責任もあるがやはり社会的な地位もたかく、高給取りが多い。日本はまだまだ男性社会で、そこに割り込むには、女性の側も1層の努力がいると感じている。リスクをとるかどうかより、むしろ勇気ではないか。

既存のイメージに風穴を開けるには

まず女性化したと感じる日本社会の原因は、マスコミがつくるイメージにあり、それを打破するしかないと感じる。それらは、弱いものという共通項があると感じる。
「守られる権利をもつ者」とという考えそのものが弱者である。それを商売にして直ぐに人権、人権とさわぐ党派もあるが、”弱いもの”というのはブランド化出来るのかを考えた方がよいと感じる。

優しい、柔らかい(硬くない)、きれい、かわいい、おいしい、これらは子供が喜ぶ言葉だが、余りにも日常に氾濫すると、脆弱さや優柔さの象徴になり、不安定な印象をうける。
なぜなら時がたてば風化するものばかりで、社会は子供と介護老人だけに喜ばれても不十分だ。好かれたいという受身を卒業して、こういう男なら付き合いたいと考えをいえることも大切ではないか。

皆で出ればとグループで踊って歌うのが流行っているが、個々が1人立ちできる強さをもつ必要がある。こういう子供に取り入るような言葉は日常会話では避けた方が、確立した1人の女性として自己主張ができるように思われ、支えあえるカップルも作り安いのではないか。

男女同権をさけぶには、男に負けないことが大事で、家庭内は別かもしれないが、女性=弱い性を売り物にしないことである。男は国内で女性を押さえつけているより、海外で力強く活躍すべきではないか。

叩かれたら、タタキ返すべき

その意味でも、6月中旬の都議会で野次を叫んだS議員の低レベルの発言にもがっかりした。
質疑を中断されたら、振り返って相手を指さし、
「もう1度、はっきり言ってもらえますか」
「相手が女性だからと甘く見ては困ります」
「キチンと私の質疑の内容に対して、意見を発表したらどうですか」

「貴方は野次を飛ばすのだけが仕事ですか」位のことは言って欲しかった。
拍手喝さいをうけただろう。相手はその内に姿を消すだろう。
むろんこのような不適格議員を抱える党や、政治システムのありかたも見直すべきで、目立てば何を言っても構わないというのでは、レベルが低すぎるのだ。

法律で変えられる部分もあるが、それまでの間、差別をうけている人たちは、個々に勇気をもって跳ね返す努力もして欲しい。それが拡がれば、世の中が変わるのだ

能力と経験を主張するのが1番である

その点では、給与面での差別を禁じている米国でみると、私が経験した機械の販売網つくりや土木建築機器リースや、サービス面では、頭脳をもった女性はあらゆる分野に進出してきている。
女性が議論で遠慮して押しやられるのは、迫力や気力、"女性”という昔からのイメージに自分でとらわれて、相手に譲りすぎるからだろうと感じる。
建設現場などでも嫌味にならずに仕切ってゆける女性は、持ち前の粘り強さ、几帳面さ、思い通りにならない場合の忍耐力などで、男の世界でもやれる人たちがいるのをみてきた。

こういう女性たちは、男とケンカ腰ではなく、会話の条件つくりで、最初にケンカをできない話題の制約をしているのではないかと感じる。
むろん男社会に自分を押し出すには、設計もできるとかプロの資格や実績も役立つが、「何を使ってでも、私はこれを成し遂げてみせる」という強い言葉と、気迫があるかがものをいう。
私には生活が掛かっているのだという理由よりは、納期どおりに仕上げるために、何としても協力して欲しいと言えるかどうかの方が、力ずよい。



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