やる気を引き出す工夫と努力を
(非正規・貧困層という階級を作れば負担は増える)
予定通りのことで地方への交付金が削られて、町村の役場は職員を半分に減らさざるをえない。それで退職した高齢者がボランティアで勤め始めている。これは素晴らしいことだ。
他方では母子家庭の母親は、地方では職がないため都会に出てきたが、アパートの敷金・権利金がなく、ネットカフェに娘2人がそれぞれ3部屋に住み込んでいるため、部屋代をとられると食費もままならないという驚くべきニュースであった。(これは自社番組のプロモーションの為なのか、やや疑問なニュースであった。)
「クローズアップ現代」の伝えかた
私が苦学生にエールを送りたいのは、(13030)「苦学生にも輝く人がいる」に述べたとおり、何とか努力して高校くらいは卒業してくれれば、やる気さえあれば雇いたい会社が多数ある。
100万人もいれば雇用から経済GDPにも2~4兆円以上貢献できると考えらるからでもある。
年収114万円以下が貧困層と定義されているというが、月収20万円を超えれば生活補助を受ける対象から外される。
母子家庭で母親が健康を害しているため中・高生のでバイトをしながら働く子供。母親が働けても非正規しか職がないので、親子ともにネットカフェに住みついている家族など、将来がまったく見えない人たちが100万人以上もいるという。
独身女性の1/3、母子世帯の48%がサイレントプアーだというから、その付けは必ず社会の維持費として、医療費・介護費などの形で重くなるから、その前に手を打つことだhttps://www.youtube.
com/watch?v=dt1v8PoGP_c)。良かれと考えた規制で、給与の上限を決め、GDPを抑えている。
逆にいえば1300万人余り、独身はその内3割、400万人が貧困、これが自立できれば、1人200万円の最低線の所得が稼げる社会にすれば、8兆円の所得増になる。
やる気を引き出す工夫と支援
職をつくると同時に、要求られる基本の能力が不足した人たちは、どう能力アップするかという問題である。この各人の職歴とパソコンの使用能力・他の技能などをテストして採用を斡旋するサービスも考えられる。
米国では非正規のパートという補助職はない。ダンプや早朝配送トラックの運転手、電気工ではないが、写真のような太陽光パネルの取り付け(数人を束ねるリーダーは電気技師)、電線修理工、男性のやりたがらない職種でも、トレーニングを受けてやる女性が多い。資格制度を緩めて、こうした貧困層に補助金を払わずにす自立できる援助をできれば、全体の所得増になるのだ。
こういう人を変えられペイして利益がでる仕組みを作れれば、金融業としてつなぎローンができ、本人達も危機を乗り越えられる。それは多分人生で誰にもありうる1年か2年の辛抱の時期、いうなら毎日ギリギリの3食だけで、乗り越える夢があれば頑張れる期間である。
原因を考えると、そもそも何故シングルマザーになったのか。結婚する予定もなく、『ノー』と言えずセックスに走り、おろすよりはと生んでしまう。むろんキチンと結婚して分かれた夫婦もあるだろう。
その場合でも分かれた夫も養育費を負担させるには、離婚届には成人するまでの親の養育費を取り立てる機構が就職先から源泉徴収するしかない。その点からも、国民番号は役立つ。
住みやすい町はきちんと生活できる;明るくポジティブな取り組みを
子供が子供を生んでどうするのかと感じる幼稚な女性がシングルマザーになるのを防ぐには、青春時代の過ごし方をどうするかの指導も必要だろうし、かじりついても学習についてゆこうとする、本人の努力や忍耐心も鍛えなければダメかもしれない。
同時に勉強する気のない子供たちは、無理に高校にゆかず、手に職をつける必要がある。運転手や介護士が不足といわれていながら改善しないのは、自治体と国の責任範囲が分かれすぎているのではないか。
もう1つは、米国で若い人たちがやっているのがアパートのシェアである。2ベッドルーム(リビング・キッチン・バスを共同利用)することで10万円の家賃が半分になる。実際に出稼ぎのメキシカンの多くがそういう生活をしている。既存の古めのアパートは、そこに托児所を設けることで、多くが救われるだろう。又その共有者がお互いに相手とルールを決めて、TV・シャワー・炊事は何時までとか、団体生活者になれることが必要だが。
ドイツの田舎に暮らした人がいうには、ルールがうるさいようだが、慣れると住み易いとほめる。シャワーは9時まで、アパートの外から見えるところに洗濯物はかけない、音楽を大きくかけないなど、町村でもきちんとしたルールがあると。これにゴミ捨てのルールなどを加えればよい。
こんなに一斉に騒ぎ立てれば、益々将来に不安を感じて、若者も結婚をしたくなくなるし、子供を作らない家庭が増えるでしょうね、という女性の声がある。問題を指摘するだけでなく、問題のそれぞれに対し、こういう解決策があるというポジティブな番組を期待したいものである。
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