2013年8月2日金曜日

13802 中国の歴史は現在の利益のため? [047]

13802


中国の歴史は現在の利益のためにあるか [047]

隣国は3千年の歴史とかいうが、その時々の都合で焼却してしまうから、歴代の継続性のない侵略国のくり返しである。共通するのは文字だけだというが、これも大幅に変えてしまった。先祖の言行を大事にしないから中国地方の人達の歴史はあまり意味がない。韓国でも12世紀くらいのものが最古だというから同類だ。

1910年から1945年のあいだ日本の併合のあと、漢字教育もやめてハングルだけになったから、それ以前の日本語の歴史書は殆どが読めない。そして勝手な創作歴史を教えていると言われている。日本にきて、これは自分たちのものを盗まれたとかいうが、迷惑な隣人というほかない。

(A)現在の契約以外の過去は持ち込まさせない  
中国人は歴史論議でも事実と虚構をまぜあわせ、強引に相手を批難する傾向がある。周恩来から《千古の功臣》とたたえられた張学良の証言にも《明史には間違いが数多くある。役人が作った歴史書なのに嘘が多い》という(注3)
自分達がそうだから、日本の検定教科書も始めから信用しない。修正した過去と現在をすり変える習慣があり、歴史は現在の都合で書き換える国で、現在の言いくるめの道具だということになる。歴史は現在の都合で変えられるなら、判例法はできない国である。

いっその事、歴史は宗教、文化、産業、政治、外交、戦争、などで国境(これも変化する)の壁を外したものにしてはいかがかと思う。


『最初に井戸を掘った人を忘れない』とか耳当りのいい事をいうが、契約にないもの、罰則のないことは無視され、都合のわるいことは忘れると思えばよい。米人は過去の話は(実証主義で)耳を貸さないから、契約で縛り守らねば罰則が効くかどうか、その強さは中央政府や党の人脈とランク次第であろう。

宋文洲氏は『民衆が常に正しいか』で、《田舎でリンゴを運ぶトラックが交通事故で横転しているとアナウンサーが言っていました(略)。ドライバーは動けなくなりましたが、生きているのではありませんか。(略)
助けに来るのかと思っていたら、なんと皆、荷台からリンゴを持ち去っているではありませんか。彼らは怪我したドライバーを助けもせず、リンゴの略奪に来たのでした。記者が「なぜ人のリンゴを持ち去るんですか」と聞くと、「皆が来るから私もついてきた」と言う人もいれば「ただでもらえるから」と。(略) 
私は急に父親から聞いた話を思い出しました。中国革命の際、仲の良かった村人達が祖父の家にやってきて何もかも持ち出しました。最後に屋根の補修に取っておいた藁まで持ち去りましたが、その中に祖父がどうしても奪われたくないものが隠されていました。祖父はまさか藁までもっていく奴がいるとは想像もしなかったそうです。》

(B)中国とは信用はゼロでつきあう 
つまりは特別な理由がなければ、信用ゼロの現金払いでスタートした方が安全だといえる。知人でも信用できないし、まして他人なら人の命より、自分の口に入るりんごの方が大事な国、法治は形だけで純然たる私利私欲の国だと思う方が安全だ。中国人で300年前に先祖が台湾に移住し、現在シカゴ郊外に住むPさんの話はとても分かりやすい。

台湾からきた中国人は《中国は大変な競争社会だから、中国人は3点で要注意という。

① 他人に傷つけられまいという自己防衛本能が強く、それゆえ相手の弱点をつかみ少しでも優位に立ちたいという気持ちが強い。
② いかに騙されないで騙す側に立つかを考えている。
③ ビジネスに限らず、中央や地方政府の誰が知人かというコネ、ランクが高い者が勝つ自分さえ良ければそれで良しとする現状は、生活が安定すれば変わるだろうと。
 だが13億人の考え方を変えることは難しいのではないか。違法な行為でも罰しないで金儲け最優先の政策をとる国を、法治国家に変えさせるのは無理だろう。

何かで問題が起れば、『知らない』、『言葉の定義の違いだ』、『我々も被害者だ』、『そちらの検査がおかしい』、『悪意で我々をおとしめ様とする陰謀だ』など回答集の中のどれを選ぶかというだけで、絶対に自分の非を認めない。その内マスコミは忘れる。

ならばこちらも同様の準備をしておくしかない。相手国が得点になるような立場にさせないし借りをつくらない。孫子の兵法に《桑の木を指差してえんじゅの木を罵る》とあるが、中国人と付きあう場合、相手が本当は何に対して怒っているかを見極めてから対策を講ずるべきという。(注2)

希土類が理由か、チベットなどは乗っ取りそのもので、フィリピン・ベトナムとも領土争いをしているし、『マンダレーの死』という歌が流行するミャンマーも危うく、オイルのパイプラインが完成すればマラッカ海峡が危なくなるから、平和な国とは程遠い。尖閣や竹島は、中韓はこういう国だと覚えておく記念碑の意味があるのだろう。

中国は今がピークでこれからが要注意

(A)地方自治とは賄賂のための勝手な法解釈?
中国には接着剤(Glue)がないといわれるが、地方都市は自治というよりは緩い法解釈でピンはねをするフランチャイズのような制度である。

人口大国で経済的にも日本を追い抜いたが、少子高齢化は2015年になると日本の10倍の規模で退職層が増えるから、労働力不足になり賃金上昇のインフレが起きる。農村の工業化を急ぐほど、農地が減るから食糧問題も深刻になり、世界の食糧資源の高騰は避けられない。だが経済規模も大きくなったので、大きな破綻をされるのも困ると米国内ではいわれている。

今米国内では、国防省、エネルギー省、大手軍事産業やインフラ産業へのハッカーによる侵入やサイバー攻撃が1日千件に増えており、その半分以上は中国からだという。中国から購入した産業用の半導体や基盤に、頼んでもいないスパイプログラムが組み込まれていたり、データ発信のソフトが入っていて、《トロイの木馬》式に企業秘密やデーターが盗まれており、非常に悪質だという。操業データが気づかれずに盗られるという警告が報道されている(注5)。中国製のPCはそうしたチップが入っていないとは思いたいが。
中国側は《我々も被害者だ》と開きなおり回答するが、政府の関与が噂される。

(B)信頼の基礎が底辺でも欠ける  
私は10年前に上海から1~2時間の場所に、小さな工場をたてるため、30ヶ所あまりの日系工場を訪問し調査した。中国人のモーター工場も見たくて、まともな返事をしてきた数社を米人に選ばせてから訪問した。製品を造っているというので訪問し、確認すれば造っていない。注文をくれれば造れるようにしますという。UL資格(米国の電気品検査会社の大手)もあるというので、見せてくれと確認するとすぐ取れますという(から偽の証書でしかない)。面会時間は守らず担当者は外出だと。こんな信頼できない下請けを使えますか? 

さらに社員が工場から製品を盗む(または外部の人を手引きをする)から、守衛は複数で24時間3直交替で(6名要る)と当然のことのように助言された
部材の入荷品は全品の受け入れ検査しないと、巧妙に不良品を混ぜてくるからと検査員を数名雇っている工場ばかり。作業員に対し守衛と検品係りの比率が多くなり、不採算なので中止をきめた経験がある。さらに帳簿に残せない裏金ずくりが必要らしく、大手ではその額は札束が立つほどだと。

最近行政の上層部の巨額腐敗が指摘され始めたが、驚かない。価値観がちがうというより、倫理観がないと思う方がよいのではないか。ほとほとウンザリしたところで、ある専門商社の所長が、『ここに1日よけいに居るごとに、自分が1日分悪くなるのが分かります』という声が今でも残っている。派遣する日本人社員が思想汚染されないためにも、法治国家の確立を急ぐか、冷戦時代のココムのような防波堤を築くべきと思う。

何か悪いのはこちらであり、正しい国である自分たちを弱体化させる策謀をもつような言いがかりは、因縁をつけるやくざが、自分たちのやっていることを、言われる前に列挙して、こういうことを敵が言ってくるぞと防線を張る。<早い者勝ちでいう>ようなもので、ずる賢さの典型であるようにみえるといわれると、反論するしかない
こうした思考や議論は戦時のもので、平時には許さないとする防止策がいる。ハッカーなどもよく考え付いたものだと思うが、要するに情報をとるのも製造情報をとるのも、研究開発をするより手っ取り早いと考えるところにある。


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