2014年3月26日水曜日

14072 ウクライナ危機ーオバマ政権の外交と日本

14072

ウクライナ危機ーオバマ政権の外交と日本

(ウクライナの明日はどうなるか)

オバマ大統領がメキシコで演説し、明らかにEU側の意見に同調する立場をとった。近所に引っ越してきた英語がもどかしいウクライナ人家族もおり、オバマかプーチンかという単純な見解がウクライナの将来なのか疑問で、色々の意見を読み聞いた。

ウクライナ人といえば、大鵬の祖先だという噂さもあり、黒海もそうだというが、近くのブルガリアの琴欧州が引退したが碧山が活躍し、大分東ヨーロッパが身近になったこともある。

第三者の情報は重要である

米国が素晴らしい国だと感じるのは、多数の国からの出身者がいるばかりか、メディアがバランスが取れていて、簡単に右往左往しないからである。とはいえこの件はすこし特殊で、半年ほどで多くの人が多くの意見や間違った推測をしたが、それはこの米国でも両方の見方が議論されずにきたからである。

そこにアゴラでの矢澤豊氏「ウクライナ危機ーオバマ政権の外交戦略不在とこれからの巻き返し」、またロシアに詳しいNY大元教授コーエンStephan Cohen氏のYoutube(英語)、元米大統領の補佐官ブレジンスキーの座談Youtube(英語)などを併せ、やや衡平な意見に接近したと感じたのが現状である。https://www.youtube.com/watch?v=1z6_5Vd8R5M)、https://www.youtube.com/watch?v=jnXaFMFU3v4 

 複雑なウ国の現状はコーエン元教授によれば、政情不安であり、選挙で勝った(ロシア派)ヤヌコビッチ氏の腐敗した政権に抗議をする良識派の多数がキエフでデモを始めたが、警察が衝突していたが、大衆の中にネオナチなどが混入し、武器を使い始め流血が拡大し始めた。現職の大統領は姿をくらませたといわれる。その中でネオナチ右翼系を送り込んだ電話盗聴も明るみにでて、欧州派の中でも混乱、出遅れたオバマ政権もどう収拾できるのか。東西の冷戦に戻るような武力衝突は避けると見られるが、流動的である。


日本はどうするか

米国とロシアといずれかと言われれば、米国という立場しかないが、これだけでよいかどうか。これが嵩じて世界は再び冷戦までに戻るのか。
選挙に勝っても、腐敗していて国民が反対するならウクライナ国内法で判断という立場もありうるわけで、どんなならず者でも親欧州ならそちらを応援するという立場は長続きするのか。民主主義のチェックが効く透明度があればという条件があってもよいのではないか。
  
アラブの春は遠のき、エジプト・シリアは混乱している。憶測でものを言うべきではないが、何時もながらイラク・アフガニスタンからの米国の撤退により自らの防衛費の負担増を避けたい欧州としては、米国の手を離さず欧州に押しとどめておきたい力が働いてないか。

核不拡散を無視した北やらで重要話題は目白押しであろうが、親日派力士のウクライナ人やブルガリア人もいることだから、どちらかといえば米国のアジア予算を削らぬよう、日本も自国の利にかなう和平路線があればベストだが、永く続けられる判断を期待したい。米国の経済は国の財政赤字は着実に減っているから、私の想像だが、アフガンからの撤退はゼロまでとは行かずとも、続けたいのが本音だろうし、アジアの安定を考えれば、陸軍としては小さな拠点は残しておきたいというところかも知れない。

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