2014年3月7日金曜日

14065 新しい技術分野?

14065
新しい技術分野?
(少量多品種の極致)

日本でも紹介されているこの技術は、100人くらいまでの中小企業に向いた、試作品をつくるのに適した技術であったため、日本では最近まであまり注目されなかった。
すでに25年くらいたつが、この15年で非常に改善されて用途が広がってきたもの。量産をおこなう大企業には関係ないものとみられ、年に1000個(月100個)というような小ロットに向くもの。多品種・少量の製造技術として、モノのデザインを紙から3Dの立体に描いてみせるだけでなく、バリとりくらいで完成品として使えるまでの精密度ができるようになったからだ。

簡単にいえば、パソコン用のプリンターの先から、少量ずつ硬化樹脂をだして瞬間に硬化させることをくり返し、壷を作るならツボを下かららせん状に積み上げてゆき、全体のツボを作り上げるもの。プラスチックに限らずパウダーメタルにも拡がり、金型や部品の点数がかなり減らせる。(Stratasys社、サンプル)

何がすごいか
昨年リリースされたGEの航空機エンジン部品を3Dプリンティング技術で製作するという記事は、関係者を驚かせた。
(http://www.youtube.com/watch?v=CsXuOzXSBLc)
むろん強度や耐久性などの検証に、まだ時間がかかるだろう。
GEでは削りで加工したものより5倍の強度というが、自社品となれば、テストが欠かせない。

金属加工のプロがみても、どうやって造れたのか、組みたてたのか、首をひねってしまうようなものが可能になるだろうと思う。(右GE)
部品にばらす必要がないものは、初めから構造が変わってくるのではないか。

幾つかの利点がある

l       大きな場所をとる工場が不要(殆どがNCマシンまでの小型か卓上型)
l    金型という精密加工で仕上げる高価な中間工程が省ける。(又は金型を造れる)
l  足し算の積み上げ方式で、引き算(削り・穴あけ)でないから、無駄なゴミが殆どでない。
l    プラスチック、瀬戸物、様々な金属(混合物)などを中空に造れるから材料が節約でき軽量化できる。                   
l    地方でも、小さなものは自宅でも造れ、遠くまで梱包して運ぶ運送費が少なく、納期が短い。
l     すべてが連続しているから、組み立てが少なくなる。
   コピーしにくい設計が工夫しだいで可能になる。
l  料により加工する専門業者を変えないで、1社でまとめて製作できる。誰もがメーカーになれる。http://www.nikkei.com/article/DGXBZO56391840Z10C13A6000000)             

弱点もある
l      装置は安いものは2~30万円で卓上型が買えるが、巨大なものを造れない。
  これも住宅を造る試みがある。(Youtube;3d printer house )
l      高価な装置を購入しないと、仕上げ表面が粗いので、仕上げ作業は要る。
l      図面はディジタルで作る必要がある。(デッサンからディジタルにしてくれる業者があるので心配はいらない)
l      製作スピードは数時間とか遅いので、数千個も作るのには、従来の量産工程の方が早くて安いかもしれない。
用途としては、プリンターのノズルの形や押し出す素材により、かなりの工夫がいるが、例えばスマホのケースを自分用のオリジナルデザインで造るというようなシンプルなものから、歯車の入った部品、補聴器、航空機の部品、人工臓器の製作などまで非常に広い用途がある。                      

CAD/CAMシステムの会社、オートデスク(ADSK)はwww.123dapp.comというサイトで立体イメージ作成のヒントやアプリを提供している。                                                              3Dプリンターが全ての製造業に取って代わるということではなく、あくまでもカスタムメードの洋服を仕立てる時のように、「世の中に、これひとつしかない」モノを作る時に威力を発揮するわけです。別の言い方をすれば3Dプリンターが登場したからといって中国の大量生産の製造業は、大衆商品の分野では必要性はのこるということ。(rakutenのサイトより)

大量生産・価格競争を脱却できる
(あなたの将来がどう変わるか)

1つの形の部品を数千個以上もつくる家電品や自動車などをつくるためには、大手企業の、巨大工場はなくならないだろう。しかし千個以下の商品や部品はこういう3Dプリンターで、地方の材料を使って造られる時代がくるだろうという予想がある。概念図から実現するかわからないものも、安価に試作できる。車や家をまるごと設計して製作することに夢中で取り組んでいる人や、今までにないものを創ろうとする技術者や営業マンが多数いるから、日本の若者も競争に参加すればよい。

将来のビジネス予測はウォーラース・アソシエイトによると12年18億ドル、15年37億ドル、19年65億ドルと5年で倍増という。(『3Dプリンターが創る未来』クリストファー・バーナット著)
今は大会社にいて満足という人も、アニメ関連の試作品、商品計画や製造でのCAD/CAMの設計や、金型、試作、組み立て、仕上げや塗装、梱包の仕方などの導入部や要点はかじっておくと役立つことがあると思う。
海外との取引が活発化すれば、そうした各分野での英語によるコミュニケーションも活発化すると予想され、すでに京都大学の周辺での試作品の製作請負を、従来より遥かに短期間で行う会社がシカゴへ売り込みするケースもあらわれている。
  • 家庭で親子でやっているものもある(http://makerhome.blogspot.com/)
  • 英語で意見交換出来る人はコミュニティーに参加でき、他の意見もえられるhttps://plus.google.com/u/0/communities/117814474100552114108?
  • アニメのサンプルを売り出す人の例 http://www.youtube.com/watch?v=YVS5FMLO78A
これは、量産と価格で競争するという大メーカーや新興国との差別化する1つの対策になるだろう。デザインとコンセプトの独自性でこだわる顧客に対するオリジナル品が提供できる。

 

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