2014年4月3日木曜日

14077 自分の仕事が消えてしまうリスク(2)

14077



自分の仕事が消えてしまうリスクとデータ解析時代
(求められる隣接した技術・業種)

自分の仕事が消えるリスクを予知しよう

「《会社は大きければ安泰》という神話」(13504)に先述しだが、1980年代に起きた家電の録音・録画テープの変化ほど短期間での大きな変化は少ないのではないか。磁気テープからベータVHS、CDとDVDと置き換えられてしまった。

これらの変化で、関係していたメーカーの工場はすっかり様変わりして、部門間の人事移動ですめばラッキーだが、選手交代になった人も多かった筈だ。戦後急成長してきた音響や録画関係の大手家電メーカー、それを取り巻く町が、大きな衝撃をうけたイノベーションと言えるだろう。

更にそのあとに、オフィスコンピューターが普及しはじめ、どんどん小型化しパソコンが台頭し始めた。パソコン用は磁気テープから、CDになりホログラムのような光ディスクにかわり、プラスチックの型押し成型になったのだ。

ここからは企業内の事務処理がディジタル化するという更に大変革がおきて、90年代に使われたフロッピーディスクも、パソコン内のハードディスクに移されて姿を消した。

分かり切った過去のことはこのくらいにして、何が知りたいかといえば、こういう技術革新を予測し、革新となる技術の将来を先取りし開発することができないかである

大変な創造力や技術理解力を求められるとしても、だいたいどんな分野の技能を必要とするかを予測し、その分野を予習しておいたほうがよいということ。

私は文系だが、理系の父の下で育ち図面の線引きを手伝ったりしたからか、好奇心が強かった。30年あまり前、偶然に液晶に興味をもち、カプセル化の技術のライセンス契約をアレンジした。
日本の社員40人ほどのラベル印刷会社が液晶ラベルで大ヒットした10年後、すすめたホログラム技術に興味をもってくれた。それが半導体の技術に近いと、後からラジコンメーカーに教わったが、画像記録のディバイスになると分かったのだ。

自分には関係がないラベル業界だとしても、偶然の技術の連鎖だとしても、結構先のことを考える時に役立つ可能性をもっている。つまり、印刷会社でもアンテナを高くすれば、見える範囲が広がるのだ。半導体基盤の回路も印刷の応用だし、3Dプリンティングもそうだ。ホログラムはセキュリティー(偽造防止)にも使われるので、ここでは用途は述べないが。

ネット戦争

業界の変化は、使われるツールの技術変化で大きな影響がでる。(下図の様な)右肩さがりグラフは要注意で、とんでもない人材シフトがおこりうるから、予震だと思ったらよい。技術ではないが08年の米国での住宅産業の下降がリーマンショックを起こした例を述べた(13033参照)

誰もが使うインターネットだが、ネット被害の最たるものはウイルスとハッカーである。サイバーウオーで、ここでも様々な機関が暗躍する。これを退治できなければ、インターネットそのものが破壊され始めるだろう。ということは、ここに大きなビジネスチャンスが存在している。

国によってはそうしたサイバー防衛陣(実際は対外攻撃陣)を作っているが、この防衛陣が、突如国内に向かってきた場合には、内部破壊する可能性がある。

図はレイアウト・エンジンの使用シェアの変化でブラウザーウオー(戦争)と呼ばれる、ゲームソフトなどでのシェア争いである。

その他、あらゆる情報を貯め込んで、その記憶力で人類の過去のすべての情報を、将来の財産にしようというものはデータベースサービスだが、これもハッカー対策などのため、世界各地に何重にも自動で分散させているから、蓄積している情報がどこにあるかも分からないと聞く。

データ処理や解析の時代がくる

ITのプログラマーなら、ハッカー対策をするサービスのプロにもなれるが、もっと大きな動きが始っている。後に述べるが、それはスマホが繫がったからである。通信、情報に拡大したのだ。
プログラミングに参加できる学生を増やすには、英語教育が不可欠なのは、すぐれた外国人のプログラムの分かる人材を使えるからである



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