2013年9月20日金曜日

13909社会人になるまえから分かっていたら良かったこと(65)

13909


社会人になるまえから分かっていたら良かったこと
(社会インフラの補完(2))

(1)日本の社会でスッポリ抜け落ちていること

今さらかもしれないが、日本は完ぺきに組織ができて、各人の担当が決まっており、見事に回転しているように見える。しかし、30代には今の仕事の拡大のために残業しても間に合わないくらいの、やるべき事がある。40代には役職者としての仕事のほかに、今の事業が頭打ちなら、次に何をやったらよいかを考えて検討する仕事が加わる。

ここに書くことは、皆が日常の仕事に追われ時間がなくてスッポリ抜け落ちていることの大もとのまとめである。事前に考えておいたほうが良かったなと思うからである。

(A)こういう能力があれば誰でも評価される分野
まず指摘できること;人を使ったことのない人が、海外に来ていきなり米人に『あれやれ、これやれ』と言ったら仕事ができている筈だという思い込みがある。
ちっとも進まないと『だめだな、何をやらせても』
『しょうがないな、自分でやるわ』
これでは何年居ても、本人の時間分だけしか仕事は進まない

それより、こんな仕事は給料がOOドル位の人間にやってもらわないとペイしないなという管理職の発想にならないと問題を起こす。つまりは、どうコミュニケートするか、フォローはどうするか、仕事を標準化するか、これが出来ない人が殆どなのだ。人の使い方を学ぶということ。人の上になるなら、相手のできることはやらず、ミスを起こさないよう工夫する。自分は部下と競争しないことだ。

次に、グローバル時代には色々な文化の人が参入してくる多様化した市場になるから、そこでの仕事の仕方は変わってくるということである。難しいことではなく、プロ野球やサッカーの試合をみれば分かり易い。1つのルールで試合をしているが、日本人は欧州の有名なチームに所属して活躍しているし、日本のJリーグにも外国人が入っている。

ビジネス社会もそうなるよと言いたいのである。その時に、人の能力は何で測って、給与が決まり、スカウトや移籍(転職)が起るのだろうかということ。1部上場会社や行政官になろうという成績のよい人は、何か欲しいか。PKでゴールを決め、ここぞという時にヒットが打てる人である。なぜかといえば、何でも見える時代になるからである。

私見だが行政官に限らず英語国で批判的思考・倫理的判断・マーケッティング戦略などを英語で学べ、外国人とも議論(一緒に仕事も)できれば怖いものが無くなる。欲をいえば統計・確率もか。英語が上手いへたよりは話せればよい。これらはどんな企業や国の戦略や、競争の中での交渉や妥協に役立つ判断能力といえるからだ。

中小企業の経営の場合は、業種によるがその分野の仕事ができる人材を雇うのであって、1から教えている時代ではない。営業全般、経理全般、総務人事全般で、それぞれ能力でなにか鼻ひとつ飛び出していればよい。できるだけ早く30歳まえに全般がわかる人をめざすのだ。全体がわかれば、人を指導して教えて、全体の結果をだす。

能力で選別できる方がだれにも将来を考えれば好ましいのだ。差をつけなければ、嫌がらせやイジメが減らないから生産性は落ちる。雇用関係や人間関係での中核に空洞ができる。

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