2013年5月24日金曜日

13510正直さは重要な信頼度の基本【009】(働き方と働く仕組み)

13510

正直さは重要な信頼度の基本

不透明な中でものを見て決めるために)
米国では測定できる不確実性はリスクだが、測定できない不確実性は除外する、統計データと確率が経営学の柱といわれる。「変動リスクはヘッジできるが、これを大儲けのチャンスとして1つの推測条件だけに賭けると大きな損失もでる」と警戒し、どんな分野でもデータをとる方向で確率を指針にするのが金融投資のはずである

しかし人間のもつ欲や感情は読みにくいし、前例が少ないとデータにならない。《不動産はこれから上る》という1方向だけを信じて、世界中が大暴落で損失を受けたのが08年のサブプライム問題だったといえる。

日本では20年前のバブル崩壊にこりて、測定可能な不確実部分のデータを増やしているが、リスクを分散しへらす方向にはゆかず、あらゆる面でリスク回避に向かった。個人はローン残高が不動産の価値を上まわるため、消費をおさえる方向でデフレを加速させてきた。不慣れなデフレのなかで、横ばいか右肩あがりの売上げ数字をだすのは至難のわざである。起こる事象は計測・分析し、それでもミスはつきものとし許容できる、活気ある社会に変えられないかを考えてゆきたい。

決定の速度を上げるための測定法ー バカ正直は馬鹿でないー


『日本人はものが決められない、先延ばしにするから、脅してそれから再交渉しろ』という話が海外の伝説にある。先送りするリスクは機会損失で、それを検討しないからだ。それは今も知日家の中に生きているのだろうが、半分は日本人の責任でもある。だから米人に限らず、外国人は交渉では、必ず脅しをかけてくると思って対策を講じておこう。
モノが決められる条件として、信頼で作業や決定の速度が上るとするS.コンヴェイに賛成だ。

丸バツ式の日本の人材評価項目とは違うが、日米で活躍しようという人には役立つだろう。いずれも時間をかけて観察して評価できる項目である。任せる前提としての信用、忠誠度などは人間としての基本で、その上で能力という考えがあるようだ。
すべてポジティブなチェックリストだが、反対語を右欄に《ネガティブ》の項に加えてみた。

+評価が高い人は米国でも協力者が多く、よい結果が出しやすいと言える。逆にいえばマスコミを始め、大人の社会には余りにも《ネガティブ》な右欄の言葉や批判が氾濫しすぎていることに気づく。これを差欄の言葉の溢れる社会にする必要を感じる。
子供のイジメは大人が原因だといえるだろう。この採点で5か4の人がリーダーになると物事が速く決まるというので、民間企業には役立つだろう。

商品寿命で変化する能力にマッチする人材になる
毎日ネガティブな言葉を喋り、思考だけはポジティブに生きるような器用なことはできない。変えるにはネガティブな言葉や対応をやめ、1~5の性格テストで高い子供を育て、6~10能力の高い学生への指導し、11~13信頼度を高くする。
《評価》欄の直言、透明度、正直度、期待を増やし、職場の交流関係もポジティブ語に変えることだと思う。核になるのは正直・意志・能力・信頼度である。

日本では信頼して任せられる人材は、長い間職場を共にして見きわめないと判断できないと思っている。正しいやりかたかもしれないが、商品寿命にあわせて求められる能力が変化する時代のスピードにマッチしきれない。年功序列や終身雇用から抜け出せないと会社も危うい。ある程度は賭けになるが、別な人と取替える人材評価の方法として提案したい。

人命や犯罪、誰かの損害に関係のなければ、『正直に一生懸命やって、結果が出ないか間違っていたら、やり方を変えればいいじゃないか』と言える社会になって欲しいと本当は皆が思っている筈だから。


ウソで固めた隣国があるなら、果たして日本のリーダーや行政官はどうあるべきだろうか。政治家はできるだけ国民には正直でありながら、外交では騙されないだけの判断力や知恵が求められる。その点では会社経営者とは別と考えた方がよいのだろう。

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