2013年5月28日火曜日

13513運用はミスを許すシステムで -(3)ー【012】

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運用はミスを許すシステムで -(3)ー【012】


現場向きのロボットは、契約ループの人では無理;

原発の事故だからその所有者と原発メーカーに直させるというのが従来の考えだと思うが、単純化して使用済み燃料棒をどう冷却しながら回収するか、または埋め殺すかだろう。外国のレスキューロボのプロにやらせる場合は、原発メーカーと関係ない日本のメーカーとJVで仕事をする条件をつけ、またビル解体業者や土木技師がいたらその人たちに任せた方が早いと思う。原発機のメーカーがロボットのベストメーカーとは限らないからだ。自衛隊のヘリで5階に近い屋根や側壁に穴をあけ、照明や監視カメラをつけたパネルを付けるアイディアも自然だと思う。

日米人の理解のギャップは、プラントやプロジェクトでの、全体設計と個々の機器の製作設計との間のギャップに似ている。最近日本では全体の最適な判断をする部分がぬけ落ちている。それは任せるべきを任せないからである。「日系工場では個々の生産機器のサイクルタイムは気にするが、なぜ工程全体のダウンタイムを計らないのか」と米人はいう(全体の稼働時間がわからず個々のスピードを計っても意味がないと)。    


現場での理系の知識・経験の口語での伝達と、それを文語に直した文系の本社の言葉とのギャップがある。文語の経営者や行政言葉との理解のずれに加え、取材する側が似たような調子だと、報道をきく側も混乱し不信感のもとになる。

原発は終わりにするのか・それでも非常時対策は欠かせない;   

原発は危ないに決まっているが、その安定した安い電気が欲しくて54基も設置した。やめたらどの代替燃料でいくらになるのか。韓国がこれから2倍ちかくに増設し、中国が100基にしたら、その放射線は黄砂と一緒に日本にこないと言えるのだろうか。国は市民の命と財産を守るはずだが、最優先課題がわかっていなかったとみえる。   

たらレバな議論だが、地震や津波でも冷却ポンプ用の非常用発電機が作動して発電所の停電がなければ、これだけの騒ぎはなかった筈だ。旅客機が墜落すれば大事故だが、廃止しようとは誰も言わない。余波の大きなものとして、病院の患者情報は、地震や津波対策され安全なのだろうか。


人は都会に出なくても十分に教育も受けられ、美しい自然の中で生活できる。うまく連結すれば、1つや2つが地震で破壊される故障があっても送電ネットで困らない。テロ攻撃へのリスク分散にもなるし、耐性のつよい国に変えられる。原発は捨てるには高価すぎ人材・教育他の犠牲が大きすぎる。困ったことを解決するから進歩するのだ。  

総合的な技術判断や経営判断できるのは、むしろ中堅のディベロッパーやエンジニアリング会社、土木会社、または経営者だろう。こうした人たちは、少なくとも自分が判断できない部分がわかっており、どういう能力の人材が必要かがわかっているから、判断をする部門のトップに人材を引っ張ってこれる。あとは任せて責任は上が負うのが定めである。  

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