2013年10月30日水曜日

13019日本での行動欠落の一因は複数の言葉



13019
日本での行動欠落の一因は言葉;ー2-
(文書と実行の隙間)

異なる言語と連絡・伝達方法;

従来の文語・口語にイーメール語、専門用語/英単語がくわわった。前章にのべた現場のコトバ・文語・専門業界用語が加わる。丁寧語や敬語なども加われば伝達確認はさらに必要性がましている。さらに、時代劇や地元の方言・俗語などをくわえて、興味をあおるメディア、エンタメ業などが加わり外国人の理解をさらに難しくしている。

いずれにせよ、文書は行動につながらないものは概念の世界での道具で、それを日常で業種間の橋渡しにどう使うか。文語・口語の現場を大雑把に分けて見たのが下の表である。
ここで示す行動をどう担保するか、それには、使われる言葉がわかっているかどうかが鍵。分からなければ伝わらないのだ。それが指示待ちの人が増えた理由ではないか。

言葉は聞こえ認識しても、どうしていいか分からないという場合も多いこちらは作業のトレーニングにより分からせる仕組み創りと人材育成が鍵だ。ここまで来ると、教育と産業の境界の話しで、どうしても教育者も参加する必要がありそうだ。私はこの答えが細分化の壁を減らすことにあると考えるのだが。

東大の藤原帰一氏(国際政治;法)が「単純化すると選択肢もシンプル化しがちなこと、専門用語のギャップをなくすよう、日常的な自分言葉で考えて欲しい」とのべておられるが、学者が専門言語の世界から口語のなかに出てきた点で注目される。20世紀の立証方法として、分析哲学の手法であろう。
機能
業種
文語
口語・
現場用語
管理
立法、行政サービス、経営
O

動力;メカ駆動/電動
発電・電気・ガス・油圧
O

製造;移送/自動車
エンジン車、電気車、自走車、
+図面

;電機(エレキ)
家電、制御、蓄電器
+図面

;機械(メカ)
機器、装置、
+図面

;半導体ほか
IT、家電、スマホ

輸送
鉄道、運送、海運、空輸
+チャート
O
通信(IT・ネット)
携帯、通信、ネット、半導体
O

情報交流
書籍、メディア、広告,英語
O

土木建設・建築
戸建、ビル
図面、仕様
O
生物・バイオ
素材、天然・人工ミックス
+実験 O

化学プロセス
素材、プラスチック
+実験 O

医療・手術・創薬
医薬、病院、介護
+実験 O

金融・投資・貯蓄
銀行、生保、損保
クレジット、リース
+数式 O

小売・レンタル・保管・
保育・休憩
スーパー、家具、コンビニ、衣料、

加工;食物/食品
食材、外食、農業

エンタメ、
非言語伝達
映画、音楽、ゲーム、
アート、文化
旅行・サービス
宿泊施設、観光、

設備維持管理
インフラ、建物、

防衛・治安・ 
セキュリティー 
軍・警察・警備会社 


業務の運営 
管理職・行政・自治 
会議・伝達 
指示 
実行確認
執行・施工・実行 
行政官・契約者・職員 
読書族・
法・経・
理系
スマホ族/ 体育系
文学系





























やはり英語が欠かせない; 
昨夕さる著名な日本人学者でシカゴ大学に移籍し、こちらの人(といっても世界の10カ国くらいの学者や研究員)をたばね、リードしている方の話しを聞く機会があった。
若い頃数年間米国の大学に留学しておられ、言葉の壁がないと分かった。やはり英語が不可欠だと確信した。むろん英語はツールで、伝える中味や考え方が更に重要ではあるが。
ここ30年くらいで非常に顕著になった日本の生活形態の変化は、IT産業のグローバル化により、ディジタル化した生活の変化である。アニメ・漫画の急増で、読書族(と呼ぶことにする)とスマホ族の間には顕著な言語の違いが生まれている。オーバーにいえば前者は本を読み、後者は漫画をみる。つまり絵が無いと十分に伝わらないギャップがある。 
これはさらにキッチリと言葉で表現する英語を学べば埋まるギャップであろうか。英語で考えるレベルに達するか、何かの専門分野で欧米人に伝わる論理性と内容をもつか、いずれかが求められると考える。

セキュリティーには象形文字か  

「初音ミク」などのアニメは、ラインの絵文字、エジプトの象形文字にもにて、そうした国際化への媒体になるかが興味ぶかい.。アートの世界では言葉をはなれると音や形の美に移るが、余り沢山の文化がくわわると、中和されて個性がうしなわれてゆく。

もっとも、IDを盗用して侵入した人間が、絶対にはまるような、2者択一を3度くらい潜り抜けたら、相手のパソコンが破壊される自衛装置も考えられるだろう。兎、亀、ミミズ、の択一、次に01、02、03の選択、更に日本語の地方の言葉、そこにドボンがついているようなもの。

電子メールの時代になると、残るはアートかジェスチャーだが、「かわいい」などは非言語表現として先進国でもアニメがモデル化され、一種の表現媒体になるか注目される。  

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