13010
過去の経験が役立つ変身・転職(1)
商社というところは、1つの事業部に入っても多岐・多様な経験ができる点で、転職には理想的な職場ともいえる。いや、メーカーでも心がければ色々な経験が積めれば同じだろうが。
少し分かりにくいかも知れないが、自分の経験の中で、前の知識や経験が後から役立ったと感じたものをこのブログ用にリストしてみた。
太字にした部分は、間違いなく強い記憶に残っている部分であり、それが相互に役立っている。あとから振り返ると、新しいことにチャレンジして、ずいぶん予期しない苦労をしたなと思うが、それが新たな道を開いてくれた部分も多い。
太字にした部分は、間違いなく強い記憶に残っている部分であり、それが相互に役立っている。あとから振り返ると、新しいことにチャレンジして、ずいぶん予期しない苦労をしたなと思うが、それが新たな道を開いてくれた部分も多い。
業種
|
学んだ知見・果たせた機能
|
後に役立った分野
|
製紙機械・プラント販売(日本)
機械輸入 (日本)
|
l 営業全般
リース(米国専門誌より) |
延払い。建機の販売リース
の組合わせ(金融)。レンタル。
|
対日機器輸出(米国より)
ディストリビューター(全米)
(機器の販売網構築)
|
l 73年空中作業車初導入(対日)
運賃の計算;陸海上・航空
l
建機販売網企画・実行
l
マテハン機器同上
マーケッティング
l
ディストリビューション
l
広告・在庫・所有権留保
l
あらゆる契約原案
|
80年移動式トイレ日本導入に繫る
米製トランスミッション(対日) 杭打ちの支持力計算 米国内マーケッティング、ディストリビューションはあらゆる商取引に具体的に役立った。 |
市場調査・目標管理(全米)
|
l
米専門調査会社の弱点
|
自社経営 ITA,Inc
|
土木工事 (米IL,NY,TX)
(機器レンタルの延長)
|
l
地下鉄工事の現場監督支援
(シカゴ・NY、TX、NMにて)
l
遮水壁・連続壁工事(NM、TX)
|
鉄鋼部きり板工場の基礎工事
工程管理 SA社
土質と構築物の関係
工事原価の積算(速度/コスト)
|
切り板工場立ち上げ協力
(メキシコ国境) |
l 工事積算
|
工程の変化と採算 F社
|
技術ライセンス(対日)
|
l
液晶(温度計ほか)
|
カプセル化技術 CPC社
|
ホログラム原版製造(米)
|
l 品質管理(偽造防止)
(レーザー照射、メッキ)
|
メッキ技術・エンボス技術、IM社
実際の製造・改良
貸事務所(ホログラム原版製造) |
レンタル (米国内)
レンタル小売店(シカゴ郊外) |
l 空中作業車、製品の開発(日)
l 移動式トイレ初導入80年(日本)小売の品揃えの難しさ
|
経営、米国品の日本での改良条件
新商品の開発製作 Nikken
米国内レンタル・販売店の経営 |
ラベル印刷会社 (日本向け)
|
l フレキソ印刷新技術導入
|
工場のコンサルティング
|
化粧箱印刷会社 (米NJ)
|
l 経営・人事管理
|
化粧品包装業界 Cultech
|
玩具会社(立ち上げ) (米)
|
l 修理・販売センター
|
フレキソとの関連 Nikko
|
自動車製造設備・部品商社(米)
|
l
設備技術・日米の自動化の違い
|
経営者として Meiji
|
少数民族企業(創設) (米)
起業・進出支援 (米) |
l 送風機組立会社経営支援
各社の進出支援 |
経営コンサル Buhin
起業・進出支援・コンサル他 |
シカゴ日本商工会議所 (米)
|
l 各種役職(ボランティア)
|
業界情報、日米問題の理解
|
シカゴ日米協会(NPO) (米)
|
l 理事、EVP他(ボランティア)
|
無給奉仕者との交流・協働
|
(ブルーは米国品が日本のレンタル業界全体に採用が広がるヒット商品。茶色は苦労と失敗。)
数だけは多いが、実際は70年代と80年代を中心にした30年間の話だから、たいした事はない。 もう少し絞ってやれたら良かったと思うが、生きている人間がやるから人から頼まれて断りきれないものもあり、1人では決められない部分がある。
私のような営業に向かないかもしれない人間には、営業全般だけを学び経験するだけでは足りないと感じ、未知な部分に必要にせまられて挑戦したのだ。
僭越になるから細かくは立ち入らないが、製品の開発を除けば多くの機能は、場所の違い、時間の違い、金融などのギャップをどう埋めるかに係わっているように感じている。
①マーケッティングの戦略機能、市場調査
②リースによる金融機能、
③土木工事(工程、速度、優先順位がコストに影響することの理解)
④ディストリビューション(米国内での物流・在庫・サービス)
⑤自動車業界のサポートサービス(工程とニーズ)
⑥商品開発
⑤自動車業界のサポートサービス(工程とニーズ)
⑥商品開発
が核になる不可欠な知識経験や果たせた機能であった。
企業の社内でも社外でも幾つかの業種の会社の役職を兼務したり移動するには、機能として職業を捉える必要があることを気づく。(商法にある機能区分けで捉えてみれば)
0 件のコメント:
コメントを投稿